「愛育安全相互自動車学校」が破産
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12月03日(水) 18時30分
文:糸田 写真:糸田 |
関連のオートバイ販売「陸王」と合わせ、負債総額は約8億1,800万円。
「愛育安全相互自動車学校」(本社・札幌、安田克昭社長)と関連でオートバイを販売する「陸王」(同、同)は3日、札幌地裁に破産手続開始を申し立てた。申立代理人は前田尚一弁護士。
東京商工リサーチ北海道支社によると、負債総額は愛育安全相互自動車学校が2億8,400万円(2007年11月期時点)、陸王が5億3,400万円(同年12月期時点)。2社合計で約8億1,800万円。
愛育安全相互自動車学校は1970年1月創業、76年11月設立の自動車教習所。石狩市内に札幌運転免許試験場と同規格の道内最大級の自社コースを完備し、ピークの2000年11月期には売上高5億2,700万円を計上、札幌市内では著名な自動車教習所として知られた。
しかし、近年は少子化による生徒数の減少から同業との競合が激化。営業時間の延長や入学金値下げにより生徒の確保に努めたが、歯止めが掛からなかった。11月末の決済資金にめどが立たなくなり、先月21日までに従業員全員を解雇し、翌日に事業を停止して継続を断念した。
同社は先月27日、前田弁護士名で教習生に対し、前社長時代に経営が著しく悪化し、現社長が今後の資金繰りを試みたが、業務の継続は困難である旨を通知していた。
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