坂田、暫定王座決定戦へ アスロウムが有力

2006年09月28日17時21分
坂田、暫定王座決定戦へ アスロウムが有力

 東京で開催中のWBA総会で28日、世界タイトルマッチ会議が行われ、坂田健史(フライ級3位=協栄)-ブライム・アスロウム(同4位=仏)のフライ級暫定王座決定戦が話題に。試合が最終決定となれば12月2日にフランスで開催される。

 現在同級は王者ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)がヒザ負傷により戦線を離脱中。防衛戦を行えないことから、暫定王座を設けることが今回の総会で確認されていた。これまで2度パーラに敗れた坂田にとっては3度目の世界挑戦。相手のアスロウムはシドニー五輪の金メダリストで、こちらも昨年12月にパーラの壁に跳ね返されている。また、暫定戦の勝者は、90日以内に現1位ロベルト・バスケス(パナマ)との防衛戦を義務付けられる。バスケスはパーラとの試合が10月に予定されていたが、王者の負傷でキャンセルとなっていた。
 もっとも坂田-アスロウム戦の実施については、1位バスケス陣営の態度表明を待って最終決定となる。バスケスが暫定戦出場となれば王座は坂田-バスケスの組み合わせ行われることになりそうだ。