ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 京都 > 記事です。

京都

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

模擬裁判:少年審判に理解を 京都家裁で市民ら70人、非公開の法廷見学 /京都

 非公開の少年審判について理解を深めてもらう模擬裁判が29日、京都家庭裁判所(左京区下鴨宮河町)であった。市民ら約70人が参加し、裁判官や家裁調査官らの臨場感あふれる審理に触れた。

 「法の日」週間(10月1~7日)にちなみ、敷地内の紅葉の見ごろに合わせ、この時期に毎年実施しており、今回で6回目。普段は非公開の法廷や調停室などの見学会もあった。

 模擬裁判に先立ち、生熊正子裁判官が審理手続きなどをテーマに講演。14歳未満は処罰されないことや、犯罪者らと交際するなど罪を犯す恐れがある少年も審判の対象になることを紹介した。

 模擬審理は15歳の中学生が自転車からバッグをひったくったとの想定で実施。被害女性が処罰感情を述べたり、裁判官らが少年の父の生活の乱れが遠因だったことをあぶり出した。

 左京区の主婦(40)は「被害者が意見を言う場が案外少なかったが、実際の雰囲気を知るいい機会になった」と話した。【朝日弘行】

毎日新聞 2008年11月30日 地方版

京都 アーカイブ一覧

 
郷土料理百選

特集企画

おすすめ情報