宮本たけし 宮本たけし 政治の中身を変える
   


堺市で「赤旗」のおすすめ、紙参院議員を迎えて「食と農のつどい」

 今日は朝から堺市に入って、「しんぶん赤旗」のおすすめ。堺市堺区で石谷花子前堺市会議員や支部の人と訪問活動に取り組みました。この地域では今年50周年を迎える堺北診療所を中心に地域で命と健康を守るネットワークが大きく広がり、日本共産党がご一緒にがんばってきました。地域のかたがたの日本共産党や石谷前議員(今は娘の石谷やす子さんが市会議員をつとめておられます)への信頼も厚く、道を歩いているだけで向こうから声がかかり、立ち話に花が咲きます。

 その立ち話で「しんぶん赤旗」のご購読を快く約束していただくので、当初訪問を予定していたところにはほとんど行かずに、6軒のお宅で「赤旗」日曜版をお読みいただくことになりました。どこでも相手から今の政治への怒りや、日本共産党への期待がどんどん出されて、まるでその場で「生活相談会」や「党を語るつどい」が始まってしまうような状況です。

 日本共産党を辞めた筆坂秀世氏が、最近出した本の中に、「しんぶん赤旗」のおすすめがまるで押し売りで、苦痛のかたまりのように描かれ、自分は党にいたときから「地方議員にだけはなりたくない」と思っていたなどと書かれてありましたが、これは現実ともぜんぜん違うことです。彼は私のように地方議員さんたちと「しんぶん赤旗」のおすすめに歩いたことはなかったのでしょうか。

 石谷前議員や支部の人たちにお礼を申し上げ、堺区を出て中百舌鳥駅へ。東京からわざわざ来て下さった紙智子参議院議員と合流。今日は夜に堺市内で「食の安全と農業を考えるつどい」が開催され、その基調報告に紙議員をお招きしたのです。「つどい」の前に堺市の都市近郊農業を視察したいとのことで、藤田スミ元衆議院議員や地元市会議員団とともに、堺市鉢ヶ峯営農組合がとりくんでおられる「コスモス館」や、堺市の「酪農団地」にお伺いして現場を見せていただくとともに、「美木多の自然を守り、町づくりを考える会」のみなさんに集まっていただいてお話を聞かせていただきました。

 印象的だったのは、「コスモス館」では2百数十人の「農作業応援団」というものを組織しておられ、ボランティアで土日の農作業を手伝っていただいているとのこと…中には「月曜から金曜日まで仕事でクタクタになって精神的にもキツイが、土日に『コスモス館』で農作業に従事すると癒され、月曜日からまた仕事をがんばろうという気持ちになれる」とおっしゃる人もいるそうです。

 また、「美木多の自然を守り、町づくりを考える会」は、1990年ミカンの減反政策に反対し、ミカンの木と農業を守ろうと農家と市民が協力して「ミカンの契約栽培」をはじめたのがきっかけで、契約会員は1700所帯、2800本の木を守ってこられ、「減反」どころか新しくミカンの木を植えているそうです。とりくみもミカンだけでなく山林・農地の宅地開発計画を撤回させる運動や、「休耕田に緑を」と市民農園の斡旋運動にもとりくんでおられます。

 

 
 

Last Update : 2008年11月29日