パーラ2.1キロ超過で王座剥奪

2007年03月19日02時33分

 WBA世界フライ級戦の前日計量(50.8キロ)が18日、後楽園ホール展示場で行われたが、王者パーラがリミットオーバー。一度目はなんと53.5キロ、最終的に52.9キロまでしか落とせず、ルールによりタイトルを剥奪された。明日の本番は、坂田が勝った場合のみ新王者が誕生する(パーラが勝てば王座は空位)。
 また金平桂一郎・協栄ジム会長はパーラの失格を受けて当日計量を提案。これは任意ではあるが、体重超過選手のアドバンテージを押さえてより公平な条件のもとで戦うためのもの。同会長はその上限を53.5キロに設定した。協議の結果、両陣営が合意し、試合前に行われる。ちなみに挑戦者坂田は50.8キロでパス。「腹が立つけど、自分のやってきたことを信じてリングで戦うだけ」と毅然と言った。070318-01.jpg