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WBAダブル世界タイトルマッチ



大会インデックス 坂田vsパーラ 佐藤vsジョン



WBA世界フライ級タイトル戦
[WBA世界フライ級王者]
ロレンソ・パーラ
(ベネズエラ)
12R判定 2−0
(114-114,115-113,117-111)
[WBA世界フライ級2位]
坂田 健史
(協栄)
×






試合経過


1R 王者のパーラは左ジャブ、坂田は前進してプレッシャーをかけながらステップインし、ジャブ、ワンツーを打ち込むとヒットアンドアウェーで王者の追撃をかわす。パーラは左のガードを下げたりしながら、距離を測る。坂田は入り込んでの左フックを当てるが、王者の右ストレートを食らう。

2R 坂田は左ボディ、右ストレートのボディ打ちをヒット。パーラは的確にジャブを突きながら左のジャブ、右のストレートをカウンターで狙っていく。

3R パーラは相変わらず正確なジャブで坂田の侵入を避けながら、左回りにステップ。時折、左右の大きなフックを振るっていく。坂田は積極的に前進していくが、徐々に坂田の追い足よりもパーラのステップスピードが上回っていく。それでも坂田は接近戦に持ち込むと左ボディアッパーをヒット。しかし、パーラは落ち着いて坂田の動きを見極めてジャブを突き刺していく。坂田はこのラウンドであごを負傷したか、口から大量の出血。

4R このラウンドに入って、坂田はボディフックに活路を見出す。やや手の止まった王者を前進してロープに追い込むと左右のボディフックを叩きつけ、さらに右ストレート! 下がる王者を追い込み、ボディフックを叩き込んでいく。

5R ラウンド開始早々、坂田は右のダブルをボディへ。パーラは接近してくる坂田に強烈な左フックをカウンターで狙っていく。さらに下がりながらも左アッパーと坂田に試合の支配を許さない。接近戦はクリンチで防ぎ、ペース奪回を図る。

6R 大竹トレーナーに「走っていけよ」と送り出された坂田。一気に攻勢に出る坂田は、王者を追い込み、王者は防戦一方。坂田はパーラをロープに追い詰めて右のフック、アッパー。よれるパーラに坂田は追撃。右アッパーの反撃には左フックをヒット。

7R 坂田は左ジャブから前進。パーラは左をジャブ、フックと同じ構えから細かく振って坂田の動きをいなしていく。そして、下がりながらも時折強い右ストレートを打ち込んでいく。坂田の左、パーラの右のフックが相打ちになる場面もあるが、坂田は前進を止めない。パーラも体を振って坂田のパンチをかわすと、かわしざまから反撃し、一進一退の攻防。

8R パーラは坂田の前進をうまくかわしていく。しかし、坂田はパーラの左フックに合わせて右ストレートをヒット。練習してきた内側に入ってのストレートで披露してみせた。王者のパーラは減量苦が響いたかスタミナのロスが目に見える形となり、大ぶりが目立つようになる。

9R 口から大量の出血をしながらも前進を止めない坂田。パーラは下がりながら大きな左右フックを叩きつける。しかし、坂田も接近しての左フックをヒット。両者激しいペース争いで消耗が目立ち始める。坂田は飛び込みざまの左フックでボディを狙うなど、プレッシャーをかけ続けていく。

10R 坂田はラウンド早々に右ショートストレートをヒット。さらに接近すると何発も左ボディフックをヒット。世界タイトル奪取にかける意気込みを見せていく。王者パーラをおいかける佐藤。パーラは接近する坂田をクリンチで捕らえ、ラウンド終了時にはゴング後に加撃してしまう。

11R パーラは下がりながらビッグパンチを狙いつつ、入り込んでくる坂田に長い腕を絡めてクリンチ。坂田はなんとか王者を捕らえようと前進するが、パーラはステップでかわしてチョコンとジャブを当てるなど、消エネ作戦でうまくかわしていく。

12R 前進する坂田に、パーラはショートのフック。距離が離れると大きなフック、フリッカー気味のジャブ。さらに接近すると、これまでとは反対に体ごと押し込んで坂田にパンチを打たせない。坂田はチャンスを殺され、なかなかパンチを当てることができない。残り30秒、坂田はなりふりかまわず前進しながらパンチを出していく。しかし、パーラがクリンチで防いで試合終了。勝負は判定へ。

 判定は114−114、115−113、117−111の2−0で王者パーラの防衛。場内からはブーイングが起こるが、パーラはグローブを上に放り投げるとコーナーに駆け上がって雄たけびをあげた。坂田は茫然自失といった表情。同じ広島出身で応援に駆けつけたロック歌手・吉川晃司も残念そうな表情を浮かべた。


コメント


■バーラ 「減量は苦しんだが、試合の反省点はない」

――防衛、おめでとうございます

 ありがとう。

――坂田選手のパンチをもらっていましたが、効きましたか

 彼のパンチは全部すごかった。

――試合が終わって、採点は勝ったと思いましたか

 最初の5ラウンドで勝てていれば楽だったが、6ラウンド以降まで伸びてしまった。12ラウンドが終了した時は勝ったと思った。

――6〜7ラウンドで回復したのですか

 そこら辺でうまく休めて回復した。精神的に持ち直したので、その後うまくいけた。

――2ラウンドで坂田選手のあごの骨を折っていたのですが、気付きましたか

 分かっていた。大したパンチではない。

――あごを折ったのは、右アッパーでしょうか

 そう、右です。

――減量は大変だったのでは

 はい、大変でした。

――中盤からボディブローを受ける場面が見られましたが

 あれは、太ももとローブローだ。

――試合前に思っていたことは

 ライバル、対戦相手を過小評価してはいけない。どんなふうに相手が来るか分からないので、それに対応しなければいけない。

――今回の試合での反省点は

 それはない。もしリベンジで再戦があるなら、また来たい。

――コンディションは

 完璧ではなかった。まあ、これからがある。

――前日計量時の減量苦は関係ありますか

 来日して最初の何日かは完璧だった。(小さなカードを取り出して)チキン・キラ。私の守り神です。いつも試合時は持ち歩いている。

――戦ってみて、坂田選手の印象は

 いい選手だ。

――今後、戦ってみたい選手は

 今のところはいない。休養をとって、その後考える。

――減量の時、何度か吐いていましたが

 1回だけだ。その後は平気だ。坂田はあごが切れたのか? 折れたの? 大したことないよ。

――スタミナが苦しかったのは6、7R?

 そうです。集中するのが大変だった。アリガトウ!


■坂田 「あごが折れたのは分かっていた」

 残念です。(顎骨折の手術のため入院と聞き)やられたのは2ラウンド。折れたのは分かっていたのですが、ここまでやられて絶対チャンピオンになってやろうと思ったが……。残念です。


■金平会長 「明らかに勝ったと思っている」

 明らかに勝ったと思っている。この後休養しないといけないが、今日のことは糧にする。残念です……。

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