「慰安婦問題」の解決を求めてアジア各地の被害者らが集まる「日本軍『慰安婦』問題アジア連帯会議」の公開集会が24日、千代田区の韓国YMCAで開かれ、約400人が参加した。韓国、中国、台湾などから10人の被害者が来日し、在日韓国人の宋神道(ソンシンド)さんも加わった。
初来日した東ティモールのエスペランサ・アメリア・フェルナンデスさんは「1943年に日本軍が(ティモール島に)上陸したとき、私はまだ胸の膨らみも生理も迎えていない少女だった」と言い、「女性たちは家畜同然の扱いだった」と証言した。フィリピンのフェデンシア・ダビッドさんは「私は今年で81歳になったが、レイプは女性にとって一生忘れられない犯罪。日本政府の法的な補償と謝罪がない限り、私たちの名誉は回復されない」と話した。
連帯会議は23日から始まり、最終日の25日は参院議員会館前での訴えの後、院内集会が開かれる。【明珍美紀】
〔都内版〕
毎日新聞 2008年11月25日 地方版