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全国でスリ行脚、主婦3人組を逮捕

指紋採取で日本遠征できず国内に

 全国で犯行を重ねていた主婦3人組のスリ集団が24日までに、ソウル南大門署に逮捕された。3人は今年2月初めから6月末にかけ、ソウル、大田、金泉などで百貨店やスーパーなどの買い物客を狙い、総額1000万ウォン(約64万円)相当の金品を奪った疑い。

 逮捕されたA容疑者(65)、B容疑者(46)、C容疑者(47)はいずれも主婦で、6月20日午後6時40分ごろ、ソウル市中区の百貨店で女性(34)の財布を盗むなど、22回にわたりスリを繰り返していた。

 警察によると、28回の犯罪歴があるスリ常習犯のA容疑者は10年前に刑務所でB、C容疑者と知り合った。「主婦でスリ」という共通点があった3人は親しくなり、日本で遠征スリを働くこともあった。2000年と03年には日本の警察当局に逮捕され、国外追放されている。

 3人が国内に活動の場を移したのは今年2月。昨年末から日本で外国人の入国時に指紋採取が必要となり、日本遠征が困難になったためだ。

 全国を犯行現場としていたグループの犯行は、今年6月にソウル市内の百貨店でC容疑者が現行犯逮捕されたことで発覚した。

 警察は全国の百貨店やスーパーの監視カメラの映像を基に余罪を追及し、3人は犯行を自供した。警察はさらに余罪があるとみて捜査を続ける方針だ。

キム・ジンミョン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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