パーラ、減量に失敗し王座剥奪 WBAフライ級
2007年03月18日20時25分
世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチ12回戦(19日、東京・後楽園ホール)の計量が18日に行われ、6度目の防衛を目指した王者ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)が制限体重50.8キロを超えたため、王座を剥奪(はくだつ)された。同級3位の挑戦者坂田健史(協栄)は50.8キロで1回でパスした。
パーラは1回目の計量でリミットより2.7キロも重い53.5キロ。約1時間半後の再計量でも52.9キロまでしか落とせなかった。日本開催の世界戦で体重超過による王座剥奪は史上6度目だが、2.1キロオーバーは最大。 タイトル戦は予定通りに行われ、WBAの規則では、坂田が勝てば正規王者となり、パーラが勝った場合は王座は空位になる。
ただし、計量時の体重差が大きいことから公平性を維持するため、両陣営とWBAが協議をし、19日の試合開始4時間前に計量を行い、両者ともパーラの1度目の体重だった53.5キロを超えないことを申し合わせた。
WBAの規定で、パーラはファイトマネーも35%没収される。主催する協栄ジムの金平会長は「減量の苦しみもなく、バカにしている。一稼ぎして、階級を上げようとしていると受け取れる」と怒りをあらわにした。
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