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米誌「安倍首相夫人、米大統領夫人に似ている」

 日本とニカラグアのファーストレディーはそれぞれ、ブッシュ米大統領夫人とクリントン前米大統領夫人に例えられる。

 日本の安倍晋三首相の夫人、明恵さん(44)は、ジョージ・ブッシュ米大統領のローラ夫人と似たところが多いと、米国誌『ニューズウィーク』最新号(2月5日号)が報じた。

 明恵夫人は安倍首相に誠心誠意尽くしながらも、率直に意見を述べることで個性も十分に生かし、なおかつ政治的な野心がないという点でもローラ夫人に似ているという。明恵夫人はある雑誌の取材に対し、「子どもを産めなかったがためにストレスを受けた」と打ち明けたことがあるが、そうかと思えば酒席で酒が飲めない夫に代わって飲むこともある。「主人はズボンに自分でアイロンをかけ、夜寝る前にはアロマの香りがするろうそくをつけている」などといった夫婦生活の裏話を自らのブログで公開してもいる。常に夫より3歩下がって歩き、慎重な行動を取る、これまでの日本のファーストレディーのイメージは感じられない。そんな明恵夫人に対し、ローラ夫人は「今までやってきた通りに、これからもやっていけばいい」と助言したこともある。

 一方、ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領の夫人、ロザリオ・ムリヨさん(56)は、政府内部に強い影響力を行使し、「ニカラグアのヒラリー(クリントン前米大統領夫人)」との異名を持っている、とロイター通信が28日伝えた。オルテガ大統領は今月10日に就任するやいなや、ムリヨ夫人を政府の報道官に任命し、保健、教育、文化政策に関する権限を与えた。同国政府のウェブサイトでは、ムリヨ夫人はハイメ・モラレス副大統領に次ぐナンバー3とされている。

 ムリヨ夫人はオルテガ大統領が16年ぶりに権力の座に返り咲く過程で大きく貢献した。オルテガ陣営のシンボルカラーをピンク色に決め、またジョン・レノンの歌「Give Peace a Chance(平和裏にチャンスを与えよ)」の歌詞をスペイン語に訳し、テーマソングにするなど、選挙運動に深く関わってきた。ニカラグアのメディアは「国民は既に、ムリヨ夫人が政府の責任ある地位についているかのような印象を抱いている」とし、ムリヨ夫人がヒラリー夫人のように次の政権の座を狙っているのではないか、と推測してもいるという。

鄭炳善(チョン・ビョンソン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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