田母神前空幕長問題で小松基地に公表求める (17日)

アパグループの懸賞論文に小松基地が隊員62人分の論文をまとめて応募していた問題で、共産党石川県委員会が基地に真相解明を求めました。申し入れたのは共産党県委員会など3つの団体です。佐藤正幸国政対策委員長らが小松基地を訪れ、坂外志雄基地対策専門官に申し入れ書を手渡しました。アパグループの懸賞論文では元小松基地司令の田母神前航空幕僚長が政府見解と異なる内容の論文を発表し、更迭されました。申し入れでは▼田母神氏が憲法に反する教育を小松基地で行っていなかったか、▼小松基地から62人もの幹部が応募しており、その経緯や論文の内容をすべて公表するよう求めました。これに対し坂専門官は「論文の発表については所属部隊の隊長が内容をチェックしているが、現在、調査中で、申し入れについては基地司令や上級部隊に伝えます」と答えるに留まりました。 (12:48)