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<結婚相談会>男女の出会いはぐくむ会、親の悩みに対応

11月21日15時0分配信 毎日新聞


 フォークダンスで男女の出会いをはぐくむ活動をしている市民グループが22日、東京都内で親からの悩みや質問に応じる「当世結婚事情 シンポジウムと親御さん相談会」を開く。これまでは独身男女にダンスへの参加を呼び掛けてきたが、親から「うちの子がいつまでも結婚しない。どうしたらいいのか」という切実な相談が事務局へ相次ぎ、相談会開催に踏み切った。関係者は「悲鳴に近い親の声を聞き、何をすべきか一緒に知恵をしぼりたい」と話している。

 主催するのは「フォルクローレ連絡協議会」(埼玉県三芳町)。少子化対策を研究している風俗研究家のケーシー松原代表が企画した。松原さんは、知らない男女が手を取り合うフォークダンスに着目。コミュニケーション能力を身に着け、交際から結婚、出産に結びつけようと「少子化対策のためのフォークダンスの集い運動」を始めた。今では参加者たちが自ら主催して都内数カ所で定期的に開くようになり、今月は千葉、埼玉、神奈川県でも開かれた。

 参加する若者以上に反応したのが親。参加者や案内を見た親から「うちの子をなんとかしたい」と相談が寄せられるようになった。「大学の研究者の娘は30歳をとっくに過ぎたのに結婚できない。出会いもないが何より本人にその気がない」といった不安や悩み。「40歳の息子がまだ結婚しない。育て方が間違っていたのか」と自分を責めて涙ぐむ親。相談はこれまでに60件以上もあったという。

 こうした社会現象に精神科医の香山リカさんは「親としては、我が子が結婚していないのはこれまで教育にばかり熱心に取り組んだ結果だと責任を感じているのかも。しかし、マイペースで生きたいと願う子供との温度差は否めない」とみる。

 相談会には、結婚やお見合いに関するNPO(非営利組織)代表ら専門家4人が出席し、結婚に向けた親の役割▽子供との接し方▽本人が乗り気でない場合▽結婚しなくても幸せになれるは本当か−−などをテーマに討論した後、相談会に移る。東京都豊島区西池袋2の豊島区勤労福祉会館で午後2〜5時、参加費は2000円。問い合わせは事務局(049・258・3218)へ。【合田月美】

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最終更新:11月21日15時0分

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