「大阪の文化発展に」　サンケイホールブリーゼ開場記念式典

　大阪の新しい文化発信地として１５日にオープンする新劇場「サンケイホールブリーゼ」（大阪市北区梅田）の開場記念式典が１１日、同劇場で行われ、京都の大蔵流狂言、茂山千五郎家によるおめでたい「三人三番三（さんばそう）」などが披露、真新しい劇空間に盛大な拍手が響き渡った。

　関西の芸能文化、経済、マスコミ関係者ら約９００人の招待客で満員となった新劇場。主催者の中本逸郎・サンケイビル社長が「劇場を通して大阪の文化の発展に尽力したい」とあいさつした後、文化勲章受章者、茂山千作さんらによる狂言なども上演された。

　最後に三大テノールの一人で、１５日のこけら落とし公演をつとめるホセ・カレーラスさんが登場。華麗な歌声で聴衆を魅了した。

　「サンケイホールブリーゼ」は複合商業ビル「ブリーゼタワー」の７階にあり、本格的な中型劇場として、演劇、音楽、演芸などさまざまなジャンルの公演を行っていく。