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2008-11-18 15:04:36 stanford2008の投稿

桜井淳所長から東大のN先生への原子炉規制法違反についての手紙-いくつかの組織が傾く情報の現実-

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N先生



ご無沙汰しております。こんな形でお手紙を差し上げなければならないのは、まことに、残念でなりませんが、現実に目をつむるわけにも行かないため、つらい現実について、語ることにいたしましょうか・・・。


原子力界に四半世紀も生息していれば(安解所の勤務まで含めれば30年)、関係省庁ばかりか、原子炉メーカーや電力会社の不正のメカニズム、原研・サイクル機構・東大原工施・京大炉等の日本を代表する原子力施設の不正や不祥事について把握でき、もし、私が、すべてを語ったならば、いくつかの組織が傾くようなことになるかも知れませんが、そこまで語らず、知り得る、ほんの二、三のことに留め、問題提起していることに、特別の配慮と信号の意味をお受け止めいただきたいと念願しています。


私は、これまでの業務・研究の過程の中で、

(1)東大原工施の数件の原子炉規制法違反の内容を把握していました、

(2)原研の原子炉・臨界集合体の百数件の原子炉規制法違反の内容を把握していました、

(3)原子力発電所における十数件のスクラム未報告等の原子炉規制法違反の内容を把握していました、

(4)その他、原子炉メーカや電力会社の不正の事実を把握していました、


しかし、多忙のため、また、すべてを語るのは、品のないことと認識し、沈黙してきましたが、最近の耐震安全評価等を巡り、日本の安全規制が怪しくなってきた昨今、曖昧な言葉で語ることに罪悪感を感じるようになりました。私が知り得るすべてを語ったならば、少なくとも、複数の組織が傾くか潰れることになるでしょう。それでも、ぎりぎりの内角直球を投げ続けなければなりません。どうか、そんな辛さを察してください。


原研の原子炉規制法違反については、すべてを把握していたため、原研東海の幹部に手紙を書き、「時間をかけてなくしていくように指導していただきたい」とお願いする手紙を送り、問題を荒立てず、「ソフトランディングが可能な方法を模索していただけるよう」にお願いしました。


数年前に発覚したふたつの臨界集合体の原子炉規制法違反の内容から推察するに、ソフトランディグ対策の数年後の摘発になっており、実際の数分の一の原子炉規制法違反数になっていました。特に、文部科学省が、意識的に、政治的に問題の骨抜きを図ったことことを知りました。それは、原子炉規制法で記録の保存期間の10年間を摘発対象にしたことであり、もし、15年まで遡れば、確実に、摘発された数の数倍になっており、文部科学省は、それを知っていながら、意識的、救済策を図りました。それは、社会的に、許容できないことで、どうか、貴施設におかれましても、社会的な信用を損なわないような社会的対応をされることを願ってやみません。



桜井淳

2008-11-18 13:05:47 stanford2008の投稿

桜井淳所長の人生後半の仕事スケジュール-前半の現象論的著書20冊から本質論的学術著書20冊へ-

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桜井淳所長は、東大での約5年間の研究をとおし、人生後半の仕事の目標を定めることができたと言っており、すでに、具体的な仕事のスケジュールをスケッチしており(3年前に、講演「やっと折り返し点(著作集)を通過してで、初めてアウトラインを公言しました」)、大雑把に言えば、前半の現象論的内容の著書20冊を踏まえて、頭に描いている本質論的内容の学術著書20冊をまとめることであり、特徴は、前半の理工学的な技術論の世界から、人文・社会科学の世界、特に、哲学の世界への転換です(学術セミナー実施は、社会貢献であり、毎日のような偕楽園公園の散歩や「自然探索セミナー」は、研究・著作の合間の頭休め(「自然探索セミナー」には社会貢献の意味合いも有りますが)です)。
2008-11-17 17:43:57 stanford2008の投稿

水戸"が管理している国内外の大学・研究機関との共同研究の内容-学会発表と原著論文の出来栄え-

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国内外の大学や研究機関との共同研究の内容については、組織的に、"水戸"が統一的に管理していますが、現在、学会発表や学会誌への原著論文発表に結び付くような国内の数大学・研究機関、国外の数大学・研究機関との共同研究を実施しており、いまの"水戸"と"カリフォルニア"の能力以上の仕事を契約してしまい、そればかりか、桜井淳所長は、年間120日の講演をこなしており、スケジュール的には、ぎりぎりの役割を果たしており、ほぼ、限界の能力を発揮しています。
2008-11-17 13:05:14 stanford2008の投稿

桜井淳所長より元原研研究員Mへの超高温原子核構造と中性子断面積についての手紙-誰も知らない世界-

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M先生


すでに、73歳に達し、ライフワークの仕上げの原著論文の作成に取りかかっているとの事、ご多忙のところ大変恐縮ですが、ひとつ教えてください。

私は、いまでも、学術セミナーや大学・研究機関との共同研究のために、中性子輸送計算コード用の常温や高温の中性子断面積を編集(多群ないしポイントワイズ)していますが、たとえ、数百℃での編集でも、編集の妥当性を検証できないのが現状です。と言うのは、世界に、信頼性が高くて、利用できる高温ベンチマーク実験問題が、存在しないからです。世の中に出回っている600, 900, 1200, 1600, 1800, 2000Kまでの温度の中性子断面積ライブラリ(多群ないしポイントワイズ)は、精度検証をしていませんが、関連報告書には、「よかったら、そのような条件でご利用ください」と注意書きしてあります。決して、精度の保証はしていません。できないのです。

数百℃や数千℃での中性子断面積の変化は、ドップラー(doppler)効果等、常温に比べ、どのような変化が生じるか、よく分かりますが、原水爆のように、瞬時に、常温から、1億℃ない2億度℃に達した場合、物質はプラズマ状態に変化しますが、原子核構造はどのように変化し、中性子断面積は、ドップラー効果による変化程度ではなく、大きく変化するのでしょうか。私が知りたいのは、大雑把な推定ではなくて、正確な学術的な証明です。私なりに考えてみますと、原水爆の実験をなぜ実施するかと言えば、ひとつには、1億℃ない2億度℃までの温度変化に対応する正確な中性子断面積の変化が分からないためであろうと推定しています。

原子力研究、特に、炉物理研究では、大部分の場合、常温の世界の現象を扱っており、数億℃の原子核の世界と中性子断面積がどうなるのか、これまで、学術的に、定量的に、考えたこともなく、M先生のように、原研で長い間、加速器を利用して、中性子断面積を測定してきた実験研究者の立場から、また、原子核構造の理論研究者の立場からすると、どのように認識していますか。唐突に、生活に馴染まない質問で、恐縮です。

ライフワークの仕上げの原著論文が完成したら、また、偕楽園公園をじっくり、2時間かけて散歩しましょう。


桜井淳
2008-11-17 12:08:11 stanford2008の投稿

"水戸"スタッフの恒例の研修旅行-学会参加による情報収集と学会開催地近傍の観光旅行-

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"水戸"のふたりの専任スタッフは、恒例の秋の研修旅行の一環として、桜井淳所長とは別行動で、11月上旬に、阪大豊中キャンパスで開催された第7回日本科学技術社会論学会(Japanese Society for Science and Technology Studies; JSSTS)に参加し、その分野の勉強と最新の情報を収集し、学会の前後には、いつものよう、学会開催地近傍の観光地に出かけ、今回は、京都の寺々巡りの中、紅葉を楽しみましたが、最初から最後まで、花より団子でした。
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