ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

国内

中国残留孤児 3人が一時帰国 1人は19日に対面調査

11月17日20時34分配信 毎日新聞


中国残留孤児 3人が一時帰国 1人は19日に対面調査

肉親捜しのため一時帰国し、会見する(左から)秦永珍さん、李義華さん、康玉芹さん=厚生労働省で2008年11月17日午後4時59分、馬場理沙撮影

 今年度新たに中国残留孤児と判明した秦永珍さん(73)、李義華さん(63)、康玉芹さん(68)の3人が17日、肉親捜しのため終戦後初めて一時帰国した。秦さんは父方のいとこの可能性がある女性が見つかり、19日に対面調査に臨む。ほかの2人は身元につながる有力な手がかりがなく、厚生労働省は3人が中国に戻る28日まで情報提供を呼び掛ける。

 3人は厚労省で会見し、対面調査を控える秦さんは「日本での記憶がわずかで、会いに来てくれる人が誰だか分からないかもしれない。身元が判明すれば、生まれ故郷を訪ねたい」と涙を浮かべて語った。

 李さんは「肉親に会いたいが、両親は結果的には中国で私を捨て、養父母が育ててくれた。今は永住帰国できない」と複雑な心境を明かした。康さんは「中国では学校にもろくに行けず、苦しい生活だった。別の養父母に引き取られた弟の消息も知りたい」と話した。

 身元につながる情報は、厚労省中国孤児等対策室の臨時電話(03・3593・7890)で受け付けている。【清水健二】

【関連ニュース】
マスコミ市民集会:ノンフィクション作家・城戸さん、奇跡の実話を語る /福岡
聖トマス大:劇や映画で平和発信 尼崎であすから2日間 /兵庫

最終更新:11月18日0時13分

Yahoo!ニュース関連記事

主なニュースサイトで 中国残留孤児・婦人 の記事を読む
みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)


提供RSS