2008年 10月 02日
日本は最後の社会主義国家か? |
多くの人が、日本人の気質についてコメントされているのを聞いたり見たりしますと、
日本人は謙遜で自信がなさそうで、 国際社会に対しても遠慮していつも共存共栄思想だと。 それで損をしていると。
しかし、日本人の気質と、国家の状態ははなはだ異なっているように思います。
日本ほど官僚統制で排他的な金融政策、移民政策を行っている国は、先進国の中ではまれに見る国ではないですか。謙譲の美徳、互恵主義、共存共栄といった日本人気質から隔たっていると世界から見られているのではないでしょうか。
日本の欠点は、本来、国民、市民が持っている活力を中央集権的で排他的な官僚機構が妨げていることです。官僚は外資や外国人の恐怖心をあおり、自分たちの権限を増やしています。グローバル社会に反する政策を次々に打っています。はなはだしきは昨年の三兆円の損失を出した建築確認の煩瑣化による官製不況です。
官僚組織というのは、極端な事例を取り上げて次々と自分たちの権益を拡大し、市民を統制するのです。アネハ事件で、建築確認の申請がマニュアルさえ作らずにサボっていながら建築確認申請を困難かつ複雑化したのです。
日本人の欠点は、成功体験に官僚が縛られることです。日露戦争しかり、高度成長期の発展しかりです。その後、必ず失敗し国を滅ぼします。高度成長期の後、第二の敗戦と言われる失われた10年の時代がきたのです。官僚は今でも反省がありません。高度成長期の成功体験で外資排除、国内産業保護、護送船団方式の夢から覚めないのです。
日本は長く議院内閣制ではなく、官僚内閣制でした。今でもそうです。これを変革し、本来の日本の活力を復活するためには、自民党ではどうかなと疑問符??が付くのです。自民党にがんばってもらいたい。中央集権的官僚制を打破してもらいたいと願っておりますが、どうでしょうか? 橋下大阪府知事がおっしゃるように、民主党の方が官僚打破できるのではないかと思えてくるくらいです。
ソ連はつぶれ、中国は理想的な資本主義農奴制になっており、人権など尊重する必要もありませんから、反対派をぶっつぶして巨大なインフラ整備を短期間で行えます。相続税などなく共産党幹部や資本家の師弟はますます豊になり資本集中に有利です。だから、中国はすぐにもつぶれるというような論調には反対で、中国は相当の成長が今後も続くと思います。日本は官僚統制の計画経済であり、かつ、人権尊重的サヨク主義が横行し、成田空港一つ反対派に足掛け二世紀もてこずっている。この調子だと最も最後まで生き残った社会主義国家が日本だったということになるかもしれませんね。
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Tags:官僚制度