ブータン [アマチュア無線]
昨日の夜、7MHz SSBでブータンの局とQSOしました。
CWを始めてからと言うもの、QRVできる時間帯が夜遅くと言うのもあってSSBはほとんど出ていませんでした。
私がRIGに火を入れる時間帯は、(高齢化を物語ってか)CW帯は和文でチャットしている局がちらほらいるだけで、SSBも何語だか判らないようなQSOしか聞こえてきません。何気にVFOを回していると59で強力に入感してきたのがA52**というコールサイン。QRZ.COMで調べてみるとブータンの局で、OPは日本人みたいでした。コール1発で応答がありました。
7MHzのSSBはハイパワー局(殆どが違法パワーと思われる)の呼び倒しばかりで自分の設備(短縮DPに50W)ではどうにもならないため出ようとも思いませんでしたが、クリーンな状態なら思いのほか簡単に届くようです。東京からブータンの距離はおよそ5200km。改めて50Wはバカにできないと思いました。
7MHz DXは韓国、香港に続いて3ヶ国目です。アジアばかりですが、Wもたまに聞こえているので、今度呼んでみようと思っています。CWの方がスマートで楽(QSOも短く、言語の壁もあまり気にならない)なんですけどね。
ブータンの日本人といえば、心当たりがあります。
もしや、あの人?でしょうか。
わたしもQSOしてみたいです。
by WPJ (2007-06-22 13:29)
「もしやあの人」は、私がQSOした局じゃないと思います。OCRさんが言ってた話と一緒ですね。
7060~70付近を聞いてると再会できるかも。(ここらへん、強い国内モービルが出てるけど)
夜にでもLog確認してみます。
by sawada (2007-06-22 13:45)
国民総幸福量で有名な国ですね。
会社で「ブータンって、国獣がターキンなんだってよ」「国獣ってニホンでもあったっけ?」って話に発展した覚えが。
何しゃべってんだか判らないニホンゴSSBも結構耳にしますよね
by JL1IRB (2007-06-23 07:49)
>WPJ
あの人じゃないです.笑 彼はディジタルモードに
出てるらしい.電力事情が悪いからハイパワー局は
いないと思ったら,その人曰く
「ティンプーで継続して運用する局が増えました。
強力な局が多いため、同一バンドで複数の局が
同時に運用できない状態にあります。」
ということなので,え?と思ったけど,実は
電力事情が悪いために,お子様がたくさんいらっしゃる
んじゃないだろうか,と思ったりして.笑
by JQ1OCR (2007-06-23 12:23)
Digitalモードですか。
実はうちもQRVできます。RTTY/PSK/SSTV全て設備も免許もReadyです。
7030付近をワッチしてみようかな。
※SSTVは適当な画像が無いので総務省のアレを設定してあります。対UC用画像。
興味のある方はぜひSKDで。(笑)
by sawada (2007-06-23 12:56)
QSOしたのは、A52AMでしょうか。彼は、違法運用のため、
問題になっています。JICAの職員が止めに行く異例の事態
になっています。
by A52EGV (2007-09-10 21:18)
A52EGV OM こんにちは。お察しの通りA52AMです。
違法運用ってUCですか? 免切れとか?
マルタに続きやられっぱなしです。
偽物やUCまででてくると、DXってなに?って思ってしまいます。
国内もオーバーパワー局が多すぎ。知ってしまうとおもしろさも半減しますね。
正規の範囲で紳士的に楽しむのが最高なのに。
by sawada (2007-09-11 09:23)
ブータンでのアマチュア無線運用許可ですが、条件として
1.観光ビザで入国していること。
2.自国での許可範囲内で運用すること。
3.機材は税関で検査を受けること。
これらがあります。
半年を越える長期滞在者は観光ビザはありえませんから、
ブータンのRRに従った場合、違法になってしまいます。こ
こらへんは、担当者の判断で許可証を発行してもらってい
ます。
3月頃でしょうか、許可証に運用条件を記載するように要
請しました。その結果、出力は100Wまでに、またHFのみ
許可されるようになりました。
現在、自分が持っている運用許可証では、最大出力50W、
周波数や電波形式は、日本での許可範囲内で、CW、SSB
RTTY,PSK31,SSTV,FMのみです。
ブータンでの日本人によるアマチュア無線の運用は、問
題があります。TVIを起こし、苦情が来たのも日本人によ
る運用です。スプラッターだらけで、キャリア周波数がわ
からないような電波を出すのも日本人による運用です。
さて、A52AMですが、彼の運用がり、近隣諸国の通信に
妨害を与えるらしく、苦情が来ているようです。彼の運用
許可は、彼が航空無線設備のための調査を目的に運用
許可を得たと聞いています。100W制限も、彼による問題
の発生を抑えるためですが、どうやら無視して高出力で
運用しているようです。
ちなみに、JICAは、地方に滞在する関係者との通信のた
めに、7.020MHz USBで定時通信を行っています。無線
機の出力は100Wです。免許等の有無は、不明です。
この通信ですが、もしかしたら、日本でも聞こえるかもし
れません。
by A52EGV (2007-09-13 23:48)
BICMAからのレターが公開されています。
http://www.darc.de/ausland/new/auslref_dokumente/bicma_a52am.pdf
PSK31は、過変調やまわりこみでスプラッタを発生させます。ティンプー
で見られるスプラッタは、この典型的な例のようです。QRPでの運用で
も注意が必要ですね。
首都ティンプーにてTVIを発生させた人は、別人で、既に帰国しています。
たぶん、TVIを発生させたことは知らないでしょう。彼の帰国後も、未だに
TVIのことは言われます。
by A52EGV (2007-12-09 13:19)
コメントTNX。
ついにレターが公開されましたか。A52は1upならず。またワッチに励みます。PSK31は調整が微妙ですね。ALCメーターにらみながら、オシロで送信波形みながら調整してました。
技術の無い局が出す電波、非常に迷惑です。最近は良いメーカー製アンプが沢山あるので、指定どおりの使い方をしていれば大丈夫なのですが、だいたいオーバーパワーの局は無理したり変なセッティングしたりで、スプラッターを撒き散らしているのが多いと感じています。(当局のLocalにも、汚い電波の局が居ます。S振り切ってくるのでとても迷惑で)
今私は、呼び鈴Iと戦ってます。基本は「出す側での完全対策」。なかなか難しいです。(そのバンドはQRTしてます)
by sawada (2007-12-09 21:00)
レターが公開されたのは、11月24日でした。
by A52EGV (2007-12-10 16:50)
12月16日発行のBhutanTimesに免許取り消しに関する記事が載っています。その中には、下記の文章があります。
While observers feel that it could have interfered with the army and airport signals.
記事には、これ以外にも、BICMAが発行した文章に書いてあったことも指摘されていました。
BICMAを含めブータンの関係者は、アマチュア無線に対し好意的に対応してくれているようです。アマチュア無線自体に対しては、良いことを書いてくれています。緊急時の通信手段になることと、手軽に世界中「北極から南極まで、そして南アフリカから日本まで」と交信できるとも書いてます。
ブータン人による運用者が少ないのは、インターネットの普及そして、機材が高くて買えないことがあげられています。機材(RIG,電源,ANTなど)の供与があれば、A50(クラブ局)の運用が可能になるかもしれません。
by A52EGV (2007-12-19 19:59)