【首相・懇談詳報２】次回金融サミット「日本がふさわしい」 (5/6ページ)

　−−国際金融システムの中でＩＭＦは中核たるべきか

　「そうね。これに代わるものがあるかといえば、目先ＩＭＦというのはストロスカーンというのは分かっている方の人じゃないですかね。ニューヨーク連銀のガイトナーとかいろいろいますけど。何となくよく分かっている方かなあと思いますけど、ＩＭＦというのはこの国際金融機関の中で大事な方じゃないかね、今すぐというのであれば。将来的にはいわゆるＦＳＦなんかというのがきちんとしたのになってくとかいろいろ考えられると思いますが目先やっぱりＩＭＦが機能するようにというのが一番、目先は一番手っ取り早いじゃないかなと思いますからやっぱり大事な機構、システムだと思いますけどね」

　−−米欧の見方で対立があるが日本の立場は

　「今のを言えばヨーロッパは今回の金融派生証券、証券化商品いろんな言い方があるけど、これをアメリカが作って世界にばらまいてというのをやったんだけど、これをチェックすべきシステムとしてムーディーズとかＳ＆Ｐとかそういったような格付け会社なんてものもあったんだけど、なんか１０年くらい前ではこれが言うとえらい絶対的なものにいうから、そんなことがあるかと思っていたけど、案の定、１０年たったらたいしたことなかったとか、いろいろそういった新しい商品に対して大丈夫という透明性の話とか信用性の問題とかそういった問題をきちんとすべき。しないとまたこんなことが起きるから。モラルハザードとかいろんな表現があるけども、作って売っている人がそんなにモラルが高いというとそうじゃなかったとハッキリしたんだからそういったものをきちんとチャックするようなことをすべきであることはハッキリしてるんだけど、これをその規制を厳しくし過ぎると自由主義経済とか資本主義市場がまったく動かなくなる」