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ミュージカル『明成皇后』に新しい顔ぶれ

 ユン・ソクファ(1代目)、イ・テウォン、キム・ウォンジョン(2代目)に次ぐ3代目の明成(ミョンソン)皇后役にメゾソプラノのキム・ヒョンジュ(写真・右)と厳しいオーディションを通過したキム・ジヒョン(写真・左)が選ばれた。イ・テウォンとともに「三つ巴」をなす両主人公は、今月29日からソウルの芸術の殿堂で公演が始まる。

 「オペラもミュージカルも総合芸術という点では同じです。有意義な‘外出’になると思います」

 国内外で『ラ・トラビアータ』、『カルメン』、『こうもり』など数多くの舞台に立ってきたキム・ヒョンジュはクラシックファンには聞き慣れた名前。出演の依頼があった時は躊躇なく「OK」した。作品も作品だが、役が気に入ったのがその理由。特に学生時代、テレビドラマの『閔妃(明成皇后)』を見て、「大きくなったらあの役をやってみたいと思っていたが、ようやく願いが叶った」と明るい笑みを浮かべた。

 競争率120倍のオーディションに合格したキム・ジヒョンは8年ぶりに華やかに舞台に戻ったケース。ソウル市ミュージカル団出身で、これまで舞台には立たなかったが、音楽の指導や録音などミュージカルと関連性のある仕事をしてきた彼女は先輩俳優の勧めでオーディションを受けた。

 「これまで出演してほしいという作品はたくさんあったが、何かを見せるためのミュージカルだったため固辞してきた。しかし、‘明成皇后なら・・・’と思いオーディションを受けた」というキム・ジヒョンは「外見はか弱だけど、中身は女傑の明成皇后を演じたい」と抱負を語った。

 久しぶりに復帰したキム・ジヒョンの場合、早く舞台に慣れることが課題だったが、トップクラスのオペラ俳優からミュージカル俳優に変身したキム・ヒョンジュはまだ慣れないと胸の内を語った。

 しかし、すべての準備を終えて公演の幕開けを待つ二人の表情は明るい。「明成皇后」で名声を高めたイ・テウォンが気にならないかという質問に「人の顔立ちが違うように自分なりの‘明成皇后’を演じるのが大切」と口を揃えた。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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