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1909年馬山郵便局消印の「閔妃はがき」発見

 高宗の正妃である閔妃(死後明成皇后に追尊、1851~95)の生前の姿を写した写真かどうかをめぐり論議されてきた「宮中服飾の朝鮮女性」の写真が印刷されたはがきが初めて発見された。

 この写真はこれまで印刷媒体に収録された形態ではいくつか残っているが、はがきに印刷されたものはこれが初めてだ。

 最近、あるインターネットオークションサイトに出品されたこのはがきは、右上に「(明治)42年(1909年)7月31日」付けで「馬山(マサン)」の消印が押されている。また、下部には「韓国宮中の老女」という日本語と共に、英語訳の「’An Old Waman in the Corean Court」も併記されている。

 この写真の女性が閔妃かどうかをめぐり、これまで論争が繰り広げられてきた。

 しかし、今回はがきが発見されたことで、「宮中服飾の女性」のモデルは閔妃ではないという結論が下る見通しだ。

 はがきの発行時期が閔妃が殺害されてから14年後である上、元皇帝(王)の正妃(皇后)であり、当時の皇帝(純宗)の母親の写真をはがきに印刷し、その上に消印を押すなどの「不敬」は当時ありえないというのが理由だ。

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

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