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動物虐待:「ブタ八つ裂き」で集会主催団体が謝罪

 京畿道利川市への韓国軍部隊の移転に反対する集会の最中、生きているブタを八つ裂きにして殺すという残虐なパフォーマンスを繰り広げ波紋を呼んでいる「利川市軍部隊移転反対非常対策委員会」が24日、金泰日(キム・テイル)、シン・グァンチョル共同代表の名で謝罪文を発表した。

 同委員会は謝罪文の中で、「部隊の移転予定地として公表された地区の住民数人が、当初の計画になかった、ブタを殺すパフォーマンスを行い、集会に参加した市民の皆さんや、ニュースに接した多くの国民を驚かせる結果となった。計画になかったこととはいえ、このような残虐な行動を未然に防げなかったという点を深く反省し、2度とこのようなことを起こさないよう約束するとともに、利川市民と国民の皆さんに心からおわびする」と述べた。

 同委員会はまた、「集会に参加した市民のほとんどは、農業に従事しているまじめな農民たちであり、家畜はその農民たちにとって家族同然の存在だ。一部の農民が切迫した感情を表出しようとして、極端な方法をとったものだが、集会に参加した多くの市民は大変なショックを受けている」と記している。

 だが、同委員会が謝罪文を発表した後も、利川市のホームページなどには残虐なパフォーマンスに抗議する書き込みが相次いでいる。

 利川市の一部の市民らは今月22日、ソウル・竜山の国防部庁舎前で、「軍部隊移転反対非常対策委員会」の主催で行われた、特殊作戦司令部の利川への移転計画の撤回を求める集会の最中に、生きている子豚をロープで縛り、「陵遅処斬」(八つ裂きの刑)のようなパフォーマンスを行った。

カン・ヨンス記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

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