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「友人にも吸わせた」　大麻所持疑い少年逮捕2008年11月12日

押収された乾燥大麻や種など＝１２日、那覇市の九州厚生局沖縄麻薬取締支所

　糸満市のアルバイト少年（１７）が自宅で大麻を所持していたとして、大麻取締法違反（所持）容疑で九州厚生局沖縄麻薬取締支所に逮捕された事件で、少年が同支所の調べに対し「友人などにも大麻を吸わせた」と供述していることが１２日、分かった。同支所は複数の関連者がいるとみて調べている。同支所によると、少年は「自分で使用するために種を購入した。１４歳（中学３年生）の時から育てていた」とも供述しているという。
　大麻取締法違反には「使用」罪がないため、同支所は関連者を摘発できるかも含め慎重に調べを進めている。
　同支所によると、少年はことし５月ごろから１０月２７日の間、大麻種子から大麻草２株を栽培していた疑いもあり、同支所は１２日午前、同法違反（栽培）容疑で追送検した。少年は自宅のクロゼット内で大麻を栽培していたという。
　１０月２７日に行った家宅捜索で、乾燥大麻や栽培器具のほか、大麻の育て方が書かれた本なども押収された。
　同支所のこれまでの調べによると、少年は１０月２７日、自宅で乾燥大麻約４グラムを所持した疑い。少年がファンのミュージシャンが大麻を使用していたことを知ったのをきっかけに、自ら使用したいと考え、パソコンのインターネットを通じて県外の大麻種子販売業者から購入したという。
　同業者のホームページはすでに閉鎖された。情報を入手した同支所が調べを進めていた。


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