November 13, 2008

週刊プロレスを見て

日本に滞在中、ネットカフェで2冊の週刊プロレスを見た。
以前は日本に行けば必ず買っていたが、
今回は買う気になれなかった。

先週号、丸藤が表紙のヤツ。
三沢社長のインタビューを読んで
日本のプロレス業界がどんな状況かわかったような気がした。

「苦しい」とか「状況が悪い」とかそんな言葉はここ数年、
聞き飽きるほど耳にした。

が、今回の三沢社長のインタビューは
そんなことを10回や100回聞かされるよりインパクトが強かった。

試合数を減らして、巡業に連れて行く人数を削って…

正直なところ「そこまでしなきゃならない状況か」と思った。
プロレスにおいて…
新弟子が巡業で雑用をしながら先輩の試合を見て、
プロレスを勉強するということは、とても大切な
日本流のプロレス教育だった。
力道山時代から行われていた方法。
国際プロレスが終わる直前ですら、このやり方は
節減されなかったのに、業界のリーダーのひとつであるノア
がカットしてしまった。これは大きい。

「ぶっちゃけさ」とか言いながら正直に現状を語り、
「どうしたらいいか」の質問に「わからない」と答える
三沢社長の実直な性格は素晴らしいと思った。

「旅行をしたことがある人ならわかるだろうが、旅をすれば
金がかかるんだよ」という三沢社長の発言は、直球そのもの。
ここでハッタリをかまさないのは彼の性格だろう。

感じたこととして書かせてもらえば…

いまこそノアファンは一丸となってノアをサポートすべきだということ。
いまこそプロレスファンは一丸となってプロレスをサポートすべきだということ。

大好きなプロレスをこのまま見続けたいのなら、
日本のプロレスというジャンルが滅びてほしくないなら
全財産とは言わないが、小遣いのほとんどをプロレスに投入しなければ
駄目だと思う。

ターザン山本氏が自身のブログ(ターザンカフェ)で
最強タッグのメンバーや次回GHC王座防衛戦のカードについて
批判しているが、確かに寂しいものがあることは事実。

好きなものを見続けたければ、それを守るのは自分自身。
ノアファンはみんなでノアを守らなければ駄目だ。
三沢社長のような正直な善人はみんなで守れなのだ。



jimmysuzukiusa at 14:33 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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