OECD国家のうち、医療費は最も低いが健康は平均以上

2006/06/27(Tue) 06:00

韓国の国民医療費は、経済協力開発機構(OECD)国家の中で最も低い水準だが、国民健康水準はOECD国家の平均水準かそれ以上であることが明らかにされた。OECDが発表した、OECD加入国の2006年保健医療統計を見れば、韓国の2004年GDP対比国民医療費の割合は5.6%で、OECD国家の中で最も低い水準であることが調査された。

アメリカは15.3%で韓国の3倍に達し、引き続きスイスが10.9%、ドイツが10.9%の順で高かった。しかし国民健康水準を現わす代表的な指標である平均寿命は、女性が81歳、男性が71歳で、OECD国家の平均水準である女性81歳、男性75歳とほぼ同じであることが明らかにされた。また乳児死亡率は、1000名当たり5.3人で、OECD国家の平均である5.7人より低く、先進国水準に逹していることが把握された。
特に乳児死亡率は、1970年は1000人当り45人で一番高かったが、わずか30年でOECD平均より低い死亡率を維持することになったことは、驚きべき成果として評価を受けている。これと関連し、OECDに勤務経験がある延世大チョン・ヒョンソン教授は、韓国の医療制度が少ない投入で先進国水準の成果を見せているという点から、それだけ効率的に運営されていることの現れであると評価した。

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