本文中にも書きましたがこの人、縫製がダメになっているところが有りまして、修理法を色々悩みましたが一生履くぜ！をテーマに分解修理する事にしました。
修理工場はちまたで噂の
こちら。
さぁてどう上がってくるか楽しみです！
まずは現状から…
ぱっくりと口を開けてしまってますね(;^_^A
ここの袋縫いはケバの出方から総綿の糸のようです。
まわりはチェーンステッチでしっかり縫合されています。
袋縫いが崩壊していてもいきなりばらばらになる事はないです。
古い縫製、解くの残念です(>_<)
こんな感じに縫われています。
2006/12/6
送付してから１ヵ月をすぎるもまったく連絡なし。
２週間前に出した確認メールは完全スルーされ、12/5に出した２度目の確認メールの返信が来ました。
『何度か連絡したがつながりませんでした。修理について確認があるのでお時間よろしいときに御連絡したが下さい』
…もちろん一度も着信履歴もありませんが…汗
ワン切りでも残りますぜ旦那。
で即日電話しましたが『治さなくてくて良い』とか『バラすから高い』(見積もりは《バラしで大体3500〜4000が目安》だと先に聞いていたのだが…）とか言われ、「いいからいくら？」と聞くと『担当が不在なので木曜日ぐらいに連絡します』…
ぐらいって何？汗
不真面目な仕事ぶりだなぁ…
自分が電話くれっていったのにわからないって…
症状、箇所、理由はすでに連絡済みだったのにどういう管理をしているのか…
不安はつのるばかりです。
年内に帰ってくるのかなぁ…涙
2006/12/08
はい。返事来ませんでしたのでこちらから電話しました。
約束を守らなかった謝罪もなく普通に内容に入ります…
すでに見積もり頂いてる通りの事を繰り返し再び『費用かかる』連発。
やりたくないようです。
「すでに見積もり頂いてる通りの内容だからかまわない。治してくれ」と言うと
「年内はむずかしい」
は？
修理品受け取って一ヵ月音沙汰無し、連絡の約束破って謝罪も無くさらにまた一ヵ月待てと。
仕方ないから「じゃあせめて一生履けるように治してくれ」と修理は依頼。
…『普通』とか『常識的』は通用しない会社のようでがっかり。
せめて修理はしっかりできることを期待。
〜そして〜
到着。なんと発送時に連絡くれるはずだったのですがいきなり送ってきてました。
しかも12/31着で。
しかし、年始は不在が多かったのと発送連絡がなかったのため不在票に気が付かず、1/6にようやく受け取りました。
修理はバックステイを外しほつれを縫ったあと、あて革をしてバックステイごと縫い込んでいます。
うっすらとあて革の下の縫い直しの糸が見えます。
なかなか几帳面に元穴を通して縫い直していますね。
なぜか両足とも角だけ縫い目飛ばしたりして微妙に集中力に欠ける気がしますが…(縫い目左上の穴は製造上の針穴で縫い目穴ではありません。さすがにあれほど離れたとばしはないです。)
うまいこと下は処理してくれています。
これならほとんど目立ちませんね！
いや〜長かったです。笑
まさか二ヵ月かかるとは思いませんでしたが、とにかくこれで長く履けるようになりました！
ホントずいぶん断られまくりましたからね、大好きなブーツを修理してくれた事に感謝感謝です！
ま、ちょっと接着剤はみ出しすぎだけどね。笑
福禄寿さんはとかく連絡がスムーズではないので細かなやりとりが非常にやりずらい。
やっぱり修理よりソールの張り替えが得意なお店です。
今度これのソールがダメになったら張り替えも依頼してみようかと思います。
そっちは得意分野だから大丈夫でしょう！笑
後日知りましたがワークブーツ修理は『ユニオンワークス』でもやってくれるそうです。
ホワイツ扱ってる所ですし、アメリカ製ビブラムも保有との噂。
まぁ細かな修理は『ユニオンワークス』の方が評判いいようです。
加工料高いですが(^-^;