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田母神氏の「独演」防止、TV中継なしでネットはパンク

2008年11月11日13時14分

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写真参院外交防衛委員会で答弁を求める田母神俊雄・前空幕長(右)=11日午前、河合博司撮影

 田母神氏の参考人招致はテレビ中継されなかった。野党は当初、NHKによるテレビ中継を求めたが、田母神氏が持論を弁じることをそのまま放映されることは好ましくないなどとの判断から与党が難色を示し、最終的には与野党一致して中継要請を見送った。NHK広報局は、中継しなかったことについて「NHKの独自の編集・編成判断に基づいて、国会中継に取り組んでいる。視聴者から中継放送の充実の要望がある一方、ニュースや生活情報等の放送を求める幅広い要望が寄せられている。そうしたことを総合的に判断した」とのコメントを出した。

 また、参考人招致は田母神氏が一方的に持論を展開する場にならないよう、河村官房長官、中曽根外相、浜田防衛相も同席する異例の形で行われた。参院外交防衛委員会の関係者によると「言いたい放題の独演会にはさせない」との考えからだという。北沢俊美委員長(民主)は質疑の冒頭、「個人的見解を表明する場ではない。簡潔に答弁するように」と田母神氏にクギを刺した。

                  ◇

 田母神氏が参考人招致された参院外交防衛委員会のインターネット審議中継が、11日午前10時ごろから散会するまでの約2時間半、アクセスしにくい状態になった。

 参院事務局広報課によると、500人ほどが一度にアクセスすれば容量がいっぱいになるという。「容量を超えるアクセスが集まり、システムが不安定になった。(開会中は)内部でもみられない状態。5年前から変わっていないので改善する必要がある。来年度に新システムを導入することを検討している」と話した。

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