脳卒中で倒れ療養中といわれる北朝鮮のキム・ジョンイル総書記が、先月下旬にも2度目の脳卒中を起こしていたとの情報を、アメリカ当局が入手していることが分かりました。
これは韓国のアメリカ情報機関の関係者が、JNNの取材に対して明らかにしたものです。
それによりますと、キム総書記は8月中旬に脳卒中を起こし、ピョンヤン市内にあるキム総書記の一族など、限られた人物しか利用できない病院で治療を受けていました。
しかし、10月下旬に2度目の脳卒中を起こし左の手と足に障害が出ており、話す言葉にも影響があるということです。
10月24日にはフランスのパリから脳神経外科の医者が北京経由でピョンヤンに入っていますが、この2回目の脳卒中の時期と一致します。
取材に対してアメリカの情報機関の関係者は、障害の程度が重症かどうかははっきりしないと話しています。(10日17:48)