2008.11.06 Web posted at:  17:03  JST Updated - CNN
USA

同性カップルへの結婚証明書配付を中止、ロサンゼルス

(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス郡は5日、前日の大統領選と同時に実施された同性婚に関する住民投票の結果を受け、同性カップルへの結婚証明書配付を中止した。

カリフォルニア州では結婚を男女間に限定する条項案「プロポジション8」についての住民投票を実施。日付が変わる4日深夜11時30分現在、開票率99%で賛成が52%と、反対の48%を上回り、可決がほぼ確実となっている。

同州では今年6月から、最高裁の判断に基づいて同性婚を認めており、有名人を含めた多くの同性カップルが結婚証明書を受け取っている。しかし、同性婚を反対する声も根強く住民投票となった。この条項が可決されれば、州憲法が改正され、結婚は男女間に限られることになる。

同様の「同性婚禁止」に関する住民投票は他州でも実施され、アリゾナでは開票率99%で賛成が56%と、反対の44%を上回り、可決した。フロリダ州でも、開票率99%で賛成が62%、反対の38%を圧倒して可決している。

アーカンソー州では、同性カップルが養子を迎えることを禁じる条項案が住民投票にかけられ、賛成57%、反対43%で、成立した。

コロラド州では、人工妊娠中絶やヒトの胚性幹細胞(ES細胞)研究に大きく関わる「人間としての始まり」を、法的に「受精の瞬間」と定める州法改正案が住民投票の案件となり、開票率92%で反対が73%と、賛成の27%を大きく上回って否決が確実となった。

また、ミシガン州では薬用マリフアナの認可について、賛成63%、反対37%で可決した。

このほか、ワシントン州では医師の介助による自殺、すなわち安楽死について議論され、開票率63%で賛成58%、反対42%と、可決がほぼ確実となった。

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