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米国:カリフォルニア州住民投票 同性婚禁止、賛成多数 憲法修正案を採択

 【フェニックス(米アリゾナ州)吉富裕倫】4日の米大統領選と同時に行われたカリフォルニア州の住民投票で、同性婚を禁じる憲法修正案に52・5%が賛成し、採択された。州政府が投票結果を承認すれば発効する。

 同性婚の権利擁護グループは5日、議会の承認なしにこうした重大な法の変更はできないとして、州最高裁に住民投票の無効を申し立てた。

 同州は5月の州最高裁判決で同性婚が容認されたばかり。6月以降これまでに推計約1万8000組の同性婚カップルが誕生した。既に発行された結婚証明書についてジェリー・ブラウン州検事総長は「州憲法改正後も恐らく有効」との見解を示しているが、今後議論となる可能性もある。

 米国では、マサチューセッツ州を皮切りに、カリフォルニア、コネティカットの3州が同性婚を容認。4日の住民投票でカリフォルニアに加えアリゾナとフロリダ両州でも、同性婚禁止の州憲法改正案が採択された。

毎日新聞 2008年11月6日 東京夕刊

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