公明党の赤松正雄元副厚労相が自身のブログで、麻生太郎首相を「政策課題にせよ、肝心の選挙の期日にせよ、公明党幹部との意思の疎通を欠きすぎだ」と批判した。ブログは2日付で、赤松氏は「ここまで連立のパートナーを裏切っては、関係基盤も先行き不透明なものになりかねない」と自公連立への影響にも言及している。
首相が3年後の消費税率引き上げを明言したことに対しても「明確に決めたわけでもないくせに余計なことを言うものだ」と指摘。「少なくとも3年は消費税を上げないととらえるべきだ」と首相に理解を示した公明党の太田昭宏代表にも「いささか苦しい」とかみついた。
ブログの内容は、早期の衆院解散を求めていた公明党内の空気を代弁したとの見方があるが、同党幹部はコメントを避けている。【仙石恭】
毎日新聞 2008年11月6日 21時26分