ホクホク顔の館山 FAせず更改1号

 今季国内FA(フリーエージェント)権を獲得した日本ハムの建山義紀投手(32)が4日、札幌市内の球団事務所で残留交渉に臨み、権利を行使せずに残留することが決定。2700万円増の年俸7500万円で1年契約を結んだ。

 札幌市中心部に初雪が舞う寒い一日となったが、チーム第1号の契約更改者はホクホク顔で「(武田)久、マイケルが調子を落としていた時に、やれたという気持ちはある。早期に契約を結べてうれしい。今年以上の成績を残して貴重なベテランと言われるように頑張りたい」と話した。

 今季は中継ぎで武田久に次ぐ58試合に登板、チーム最多の22ホールドをマークした。終盤は武田久に代わり中継ぎエースとして貢献、球団幹部も「建山がいなかったらCSに出られなかったかもしれない」と今季の活躍を認めた。球団からは出来高契約を打診されたが「常にチームが勝つためにどうすればいいかを考えて投げたい」として、シーズン末に自分の数字にとらわれてしまうことを避けるために拒否。

 来年34歳になるが向上心は高まるばかり。「実績を残してないし、わがままは言えないが、先発もやりたい」とユーティリティー投手に立候補。さらに「まだまだ給料が上がる余地はあると思うので頑張りたい」と年俸1億円突破を来季の目標に掲げた。頼れる右腕は来季も若いハム投手陣の兄貴分としてチームを支える。

[ 2008年11月05日 ]

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スポニチ てれびぃ

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