建山、7500万円で更改 2700万円増、FA権行使せず(11/05 12:24)
日本ハム残留を決め、1年契約を結んだ建山
|
日本ハムは4日、国内フリーエージェント(FA)権を今年初めて取得した建山義紀投手(32)と交渉し、建山は「ファイターズに愛着があり、一員としてやりたい」としてFA権を行使せず、残留で球団と合意した。さらに2700万円増の年俸7500万円の1年契約でサインし、日本ハムの契約更改第1号となった。
10年目の建山は今季、リリーフとして自己最多の58試合に登板。1勝2敗2セーブの成績を残し、チーム最多の22ホールドをマークした。終盤には、不調の武田久の代わりにセットアッパーを務め、窮地を救った。
昨季の登板はわずか7試合だったため、「ゼロからのスタートという位置づけで臨み、久しぶりに充実感があった。これを2年、3年と続けていかなければならない」と話した。また、チームの日本人投手最年長として、「貴重なベテランと言われるように、今以上に危機感を持ってやりたい」と意気込んだ。
FA権行使について「一瞬だけ迷ったが、来年、今年以上の成績を残して考えたい」と述べ、実績を積み重ねた上で来季以降に行使する可能性を示唆した。(金額は推定)