2008年4月19日(土)「しんぶん赤旗」

児童ポルノ規制強めて

小池議員、NGOと懇談


 日本ユニセフ協会の中井裕真広報室長と「ECPAT・ストップ子ども買春の会」の宮本潤子共同代表は十七日、日本共産党の小池晃参院議員を訪れ、児童買春・児童ポルノ等禁止法の改正などを求める二万二千人分の署名を手渡し、懇談しました。

 同法は、子どもを性的虐待から守ることを目的に一九九九年に施行。十八歳未満の「児童」との援助交際や児童ポルノの販売、頒布、撮影、インターネット上での画像提供などを禁じました。しかし、子どもの性的虐待を描いたアニメや漫画、ゲームソフトなどは処罰対象となっていません。

 宮本代表は、「アニメや漫画での児童ポルノがまん延する事態が広がっている。G8(主要国首脳会議に参加する八カ国)のなかでも日本は、この分野でとくに遅れた国になっている」と訴えました。

 小池氏は、日本共産党がこの問題で、立法当初から積極的にかかわってきたことを紹介し、「現状は放置できないひどい実態です。みなさんの要望をしっかりと受け止めて、どういう改正が必要なのか検討し、実現のために力をつくしたい」と応えました。


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