タイ、政府支持派が大規模集会 タクシン氏、電話参加【バンコク1日共同】反タクシン元首相派の市民団体「民主市民連合」と政府の対立で混乱が続くタイの首都バンコクで1日、政府を支持するタクシン派の市民団体が集会を開催、8月下旬から首相府占拠を続ける市民連合を批判し、ソムチャイ政権を結束して支援するよう呼び掛けた。主催者発表では、集会には支持者6万人以上が参加した。 汚職防止法違反罪で実刑判決を受けたタクシン氏も海外から電話で参加した。10月21日の判決以降、タクシン氏が支持者に直接メッセージを送るのは初めて。双方の支持者の対立激化が懸念される中、ソムチャイ首相は「政府とは無関係」と黙認。識者らからは「さらなる混乱を招くだけ」との批判も上がる。 国立競技場で開かれた集会で、主催者代表の1人は「政府との対話を拒否し、対立を悪化させたのは市民連合だ」と批判。「軍がクーデターを起こすなら、断固阻止する」と叫ぶと、シンボルマークの赤色のTシャツを着用した支持者らから拍手がわいた。 会場周辺は、市民連合側との衝突を警戒し、警官約1500人が厳重警備。数日前には市民連合メンバーが爆弾を投げ付けられ負傷する事件も起きており、市民連合側も自警団を強化した。
【共同通信】
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