アフリカ中部のコンゴ民主共和国で、政府軍と反政府勢力との戦闘が激化し、25万人以上の避難民が出るなど緊張が高まっています。
コンゴ民主共和国では東部の都市ゴマを中心に、先月から反政府勢力のCNDP=人民防衛国民会議と政府軍の間で戦闘が激化し、これまでに25万人以上が家を追われる事態となっています。
また現地からの報道では、暴行や略奪などが相次いでおり、国際援助機関もゴマからの退避を始めているということです。
戦闘の沈静化のため、1日、イギリスのミリバンド外相らがコンゴ共和国に入り、当事者間の停戦交渉に向けて働きかけを始めました。
今回の戦闘の背景には、携帯電話用などに世界的に需要が高まっているレアメタルをめぐる利権争いがあると見られています。(01日21:47)