今年も「ニセ科学フォーラム」を開催します。今のところ、東京のみ。
今回は小内亨さんに健康情報についてお話していただきます。
定員があるので、参加希望のかたは事前にお申し込みください。
申し込み方法等詳細は
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/nk08/
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日時: 2008 年 11 月 9 日 午後 1 時半から 5 時半まで
場所: 学習院大学・西 5 号館地下 B1 教室
プログラム
1:30 左巻健男 開会の挨拶・事務連絡
1:40 菊池誠 ニセ科学問題の見取り図(質疑を含めて 40 分)
2:20 田崎晴明 科学を教えること・伝えること、そして「ニセ科学」(質疑を含めて 40 分)
3:00 休憩(10 分)
3:10 小内亨 ニセ科学健康情報の見方考え方(仮題)(質疑を含めて 80 分)
4:30 休憩(10 分)
4:40 -- 5:30 討論
6:00 -- 8:00 懇親会
この記事に対するコメント[28件]
1. BUNTEN — September 14, 2008 @07:55:26
でも喉から手が出るくらい見たい。
…YouTubeでビデオを公開するとか、全収録DVDの通販とか、そーゆー企画はないものでしょうか。m(_@_;)m
きくち September 25, 2008 @03:05:34
記録したほうがいいですね。考えておきます
YouTubeは時間制限が厳しいからなあ
3. トロント — September 14, 2008 @20:06:30
1.「SF」も「水伝」も科学的な装いをしている。
2.「SF」も「水伝」もそれを科学だと誤解する人は少ない。しかし、いる。
水伝がニセ科学であって、SFがニセ科学でないとすれば、それは何ですか?
この回答を一貫して誤魔化してきたとすれば、端的に卑怯です。要するに、
社会的悪影響の問題だということでしょうか。
きくち September 25, 2008 @03:06:48
物語と事実の区別をつけるのは基本的なリテラシーです。
以上。
5. Jem — September 14, 2008 @20:20:41
おっしゃることの意味がわからないので、主語と述語を省略しないで、わかりやすく書き直していただけると助かります。
6. soda — September 14, 2008 @23:03:47
SFは、そもそもFictionだと名乗っているわけで、それを事実だとか科学だとか誤解する間の抜けた人はいないでしょう。
水伝の方は、事実だと読者に誤解させるように書いてますからね。まったく違うでしょ?
というか、この違いを自ら気づかない人(トロントさん、あなたのことですよ)がいることが私には信じられません。
きくち September 25, 2008 @03:08:08
当然のことです
8. miya-h — September 14, 2008 @22:45:20
トロントさん
>1.「SF」も「水伝」も科学的な装いをしている。
前者の装いと後者の装いには本質的な違いがあると、私は思いますので、ちょっと前提条件として受け入れがたいです。
たとえ話で恐縮ですが「ロッキー・バルボア対アポロ・クリード」の試合結果を八百長だと責める人には金輪際共感できませんが、ドキュメンタリー番組のヤラセを非難する人の気持ちは理解できるという意味です。
私は、フィクションの内容が社会に与える影響についての考察は重要だと考えますが、それと「ニセ科学」周辺の諸問題とを混同するのは有意義とは感じられません。
故に「卑怯」というの表現は一方的であると思います。
9. TAKESAN — September 15, 2008 @00:44:26
そういえば、最近あの人を見ないなあ…。
独り言でした。
10. トロント — September 15, 2008 @01:41:32
きくち September 25, 2008 @03:08:41
12. アルビレオ — September 15, 2008 @07:55:35
明確なフィクションだと考えているのかどうか。
13. TAKESAN — September 15, 2008 @17:43:42
7月に、関東地区女性校長会の総会で、江本氏の講演が催されたそうですが、それは、水伝というフィクションの素晴らしさについてのものだったのでしょうねえ。関係者は、校長100余名の前で、水伝というフィクションについて語るよう、江本氏に依頼した、という訳ですね。なるほど。
それにしては、その講演のレポートの内容が凄まじいのですが、(参照:http://ameblo.jp/fireflysquid/entry-10139358661.html )これもやはり、フィクションについての感想、という事なのでしょうか。なるほど。
実におめでたい認識です。
※リンク先は必読です。シャレにならない内容です>皆さん
14. Jem — September 15, 2008 @19:51:40
15. 温泉カワセミ — September 15, 2008 @22:25:04
>水伝は明確にフィクションです。違いますか?
水伝の著者である江本氏が水からの著作を『フィクションと臭わせる』発言をした例として、AERAの'05.12.5号に掲載された江本氏自身のインタビュー記事が有名です。
もちろんご存じかとは思いますが、抜粋しますと
『水からの伝言はポエムだと思う。科学だとは思っていない。僕は科学者ではない。単なるロマン的なこと、ファンタジー。』
と、この部分だけを読めば一見科学的主張をしたのではないと見えます(それでも自身の著書に対して『思う』等という言葉を使って、何とか断定的な表現を避けようとしているようにも見えます)が、その少し後の部分に、
『ただ、科学で判っていることはほんの数%、95%は判らない。今後、周りの研究者によって科学的に証明されていくと思う。』
と主張しており、水伝に記した内容が『フィクション』ではなく『客観的事実』と考えていることが明確に読み取れます。
将来的に『科学的に証明』されると考えていると言うことは、著者として『科学議論の俎上に載って然るべき』と認識しているわけですから、少なくともこの時点では、江本氏は『フィクション』とは考えていないと解釈するのが妥当でしょう。
ですから、客観的、科学的には作り話と見なせても、著者自身がフィクションではないと認識し、客観的事実と主張している以上、科学的検証・評価をすることはなんら間違って居らず、フィクションだからと無視する方が著者に対し失礼だとは思いますが。
それとも、この後にドコカで江本氏自身が『水伝は作り話だっ!』と公的に明言されたのですか?
16. TAKA — September 16, 2008 @00:49:56
考えてみました。「サイエンス・フィクションはニセ科学だコロン!と主張している人って、誰の事かな。そんな人、居るのかな。次回、トロントさんが投稿なされる時には、具体的に教えてくれるのかも。期待して待ってみようっと。」
トロントさんの問題提起を受けて、この私も考えを進めてみました。
『科学萌え』とは何か? 「科学萌えの定義。その1:科学に萌えられる。その2:萌えを科学するのではない。」
『ニセ科学萌え』とは何か?「ニセ科学萌えの定義。その1:科学萌えを装う。その2:科学萌えではない。」
『ニセ科学萌え批判批判者』とは何か?「ニセ科学萌え批判批判者の定義。1:ニセ科学萌え批判者を批判する。2:ニセ科学萌え批判者ではない。」
『モテな批判者』とは何か?「モテな批判者の定義。1:本人はモテと気づいていない。2:非モテから見ても、モテている。」
『非モテな批判者』とは何か?「非モテな批判者の定義。1:本人は非モテと気づいていない。2:しかし他人から見れば、間違いなく非モテである。
以上を踏まえ、「非モテな質問」の定義を考えてみる。
1.本人は自信満々である。「私の質問は、間違いなくモテ質問だな。きっと、多くの読者の賛同を得るだろうな。何しろ誰も気づかなかった矛盾を、私が初めて指摘したのだから。」
2.しかし読者からは、「論理の飛躍が足りませんな。某ABO FANさんを見習い、もう一度出直すように。』とお返事されてしまう、かなり残念な質問のことである。
こうして考えてみると、トロントさんの最初の質問は、「非モテな質問でした。萌え要素が何一つありませんでした。本当にお疲れさまでした。」と成りそうです。
17. disraff — September 16, 2008 @17:19:44
万が一別人だとしても、区別する必要を感じませんけれど。
きくち September 25, 2008 @03:09:49
19. 杉山真大 — September 17, 2008 @23:37:36
20. こなみ — September 18, 2008 @12:25:42
よく考えてごらんになったのですね。
> こうしたイベントの類で、江本某とかを呼んだりEM団子を投入する様な連中をゲストとして呼ばないのは何故なんですかね?
これは「呼んだ方がよい」という主張に受け取れるのですが,だとしたら,それはどういう根拠,つまりメリットがあると判断されたのでしょうか。
21. 杉山真大 — September 18, 2008 @21:08:56
一度、そうした疑似科学やニセ科学に頼ったり信じたりする人間の見解ってのを、直接聞く機会ってのは必要なんじゃないかと思うんですよね。そうした人間がいる背景を知っておいた方が対処のし様があるかと・・・・・「敵を知り己を知れは百戦危からず」とも言いますし。
22. こなみ — September 19, 2008 @14:54:32
一方,陣頭に立ってニセ科学を唱えている江本勝氏とか,マイナスイオンの山野井昇氏とか,そういう人たちを呼ぶのは無駄です。カリスマ性を失墜させる可能性がある所には,まちがっても来ません。江本氏なんかは信者から高い講演料を取っているでしょうしね。
あと,これまでのフォーラムには,「あちらの関係者」の方々が覗きに来ておられます。京都女子大学でやったときには,なんと懇親会にも出てくださって,「実は私もインチキは承知でやってます」とか言われた事務局の方がおられました。マイナスイオン本を私が何万円も出して買った話をしたら,「言ってもらえば差し上げたのに」。うーむ・・・。それから,東京でもメーカーの人がいいわけ交りで話してくれてました。
23. 杉山真大 — September 19, 2008 @19:25:59
それにしても、批判側に覗きに来るとは逞しい。だからこそ、多くの人を騙せちゃうんでしょうね(汗
24. :p — September 22, 2008 @14:09:54
NATROM さんのブログの diamonds8888xさんのコメントを読み、報道の質を
嘆くだけじゃなく、他にやるべき事があったんじゃないかと考えさせられました。
> https://www.wakusei.jp/book/pp/2008/2008-1/2008-1-08.pdf
> 「惑星の定義はどのように報道されたか」 日本惑星科学会誌 vol.17 No.1 2008, p34
25. たかぼーん — October 7, 2008 @13:29:38
先ほどこの様な記事を見つけました。
2008年10月6日(月)[化學工業日報]
金星、抗菌消臭機など“波動触媒”を応用展開
安全・環境事業などの商品企画・販売を行う金星(東京都千代田区)は、「波動触媒」という独自技術の応用展開を進めている。波動触媒(不定比化合物)はプラス電子の空孔を多数持っており、中和を求めて外部からマイナス電子を取り込む原理を利用。この作用により臭いやウイルスなどの分子構造を分解する仕組み。紫外線のない場所でも触媒効果を24時間発揮する。同技術を用いたフィルター搭載の業務用抗菌消臭機の本格販売に乗り出しており、消臭機能のほか、院内感染やインフルエンザ不活化などに効果を発揮する特徴を前面に展開を強める。
http://www.chemicaldaily.co.jp/
波動触媒という言葉が引っかかって調べたのですが、別の記事(http://blog.livedoor.jp/nihonkenzai/archives/51144111.html )で金星(きんぼし)が北海道大学エネルギー変換マテリアル研究センターに寄附講座(2005年から3年間)を開設し、開発された不定化化合物の触媒であることがわかりました。
ディーゼル車用低温活性酸化触媒材料の開発 http://www.caret.hokudai.ac.jp/labo/nonstoich.html
寄附講座のホームページhttp://www.caret.hokudai.ac.jp/FUTEIHI/index.html
特許はこれかな?
[ハイブリット触媒]特開2007−75671(P2007−75671A)
【出願人】株式会社イスマンジェイ、秋山 友宏、株式会社金星、常裕パルプ工業株式会社
http://www.j-tokkyo.com/2007/B01J/JP2007-075671.shtml
不定化化合物の触媒ということで素直に売り出せばいいのに、波動とつけてしまった理由はもう少し調べるとわかりました。
株式会社イスマンジェイの代表取締役社長渡邉敏幸氏が寄附講座の客員教授をされています(講座のスタッフを参照)。イスマンジェイの製品案内には主力商品のセラミック応用材料のほかに、サイドビジネス的に【HADOH】という商品を展開されており、引用しますと『波動処理はイスマンジェイのオリジナルな金属処理です。純チタンに波動処理を施すことにより、血行促進と浄化作用を発生さることができます。この作用を利用してオリジナルアクセサリーをご提供させていただいております。(中略)HADOHアイアンは 除菌、消臭効果があり 消臭機として使用されております。』とあります。http://www.ismanj.com/product.html 関連サイトには『HADOH触媒を利用した空気清浄器 「エクリナ」の紹介(株式会社金星)』http://www.ismanj.com/related.html とありました。
業務用抗菌消臭機エクリナ(eQrina)自体は触媒技術を応用した普通の空気清浄機で、性能はこれ http://www.kinboshi-inc.co.jp/works/eqrina.htm 。ダイキンの光触媒空気清浄機と同様の性能で、価格は約3倍の78,000円。新開発の空気清浄機としてみてもこの波動触媒空気清浄機は阿漕な値付けでは無い。
北大が関係しているので、このまま波動ビジネスに展開することは無いと願いたいのですが、寄附講座という方法をとれば、まじめな研究の成果物に”波動”の冠をかぶせることも可能なんですね。やれやれ。
26. たかぼーん — October 7, 2008 @13:46:05
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200810/06/01601_2131.html
27. 賭場 — October 25, 2008 @17:38:58
> 擬態の例としてわかりやすいのは、警備会社の警備員(ガードマン)が警察官と似た格好をして、パトカーと似た車に乗っていることがあげられる。
> 一見、警察官に似ていることで、心理的な効果があるのだろう(医者とおなじような白衣を着て、エステや美容など、人の体に何らかの影響をあたえる行為をするのも、同じ効果を狙っていると思われる)。
>
> 擬態される警察官の側にしてみると、似た格好をされて、目障りだし嬉しくはないであろう。
> 自分たちが築き上げた信頼や権威をタダで利用しているといってもいいのである。
http://d.hatena.ne.jp/SeaMount/20080522/1211488635
http://d.hatena.ne.jp/SeaMount/20081024/1224798425
警備員が、本物の警察官を擬態して人々に不必要な畏怖心を与えていることは批判されて当然です。
28. 警報マン — November 1, 2008 @12:26:07
警官と似た格好をすることで発生する心理的効果を狙っているだけです。
誤解する人は少ない。それにも拘わらず、心理的な影響は受ける。