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竜チーム1の愛読者マサ
本紙に別れの言葉

 31日をもって休刊する名古屋タイムズに竜の200勝投手からメッセージが届いた。中日ドラゴンズ一筋25年の山本昌投手(43)にとって、名タイはプロ入り直後からの愛読紙だった。自身の通算200勝達成を報じた紙面を手に別れを惜しんでくれた。(聞き手=高柳隆、カメラ=枡川忠嗣)
■プロ入り直後から親しむ
 プロに入ってからすぐ、寮生だったころから読ませてもらっていました。ドラゴンズの記事が必ず載っていましたからね。合宿所が新聞を取っていて、配達されてきたのを覚えています。名タイといえば夕方には必ずある新聞でしたね。
 寮を出てからも自分で買っていました。特に自分が白星を挙げた翌日は「どんなことが書いてあるのかな」と思って読んでました。朝刊とは違った切り口というか、それが楽しみだった。ずっと愛読紙でしたよ。ドラゴンズで僕が一番たくさん買っているんじゃないかな。
■後で読んで参考に
 新聞は必ず買って読むようにしているんです。自分の記事があれば取っておくこともできる。後で読んで参考にするというか、その時に自分がどんな話をし、考えを持ってやっていたのか思い出せますしね。記事をインターネットで読むだけだと後に残らないじゃないですか。
 名タイといえば評論家を務められていた平光(清)=元セ・リーグ審判員=さんとの思い出もありますね。いいボールを投げれば、ちゃんとストライクをとってくれた。僕にとっては、いい審判でしたね。相性が良くて、たくさん勝たせていただいたような気がします。
 新聞はいろんな人の評価を知ることができたり、ファンに僕たちのことを知ってもらう意味で大事な存在。休刊は本当に残念ですね。
 僕自身は少しでも長く現役を続けられるように頑張りたい。チームとして頂点、日本一を目指す。それに貢献できるようにしたいです。小さなころから野球を続けてきて、あと何年できるかって考えると、より一生懸命やらなければいけないと思っています。(中日ドラゴンズ投手)
 山本昌広(やまもと・まさひろ) 65年8月11日生まれ。神奈川県出身。日大藤沢高から83年のドラフト5位で入団。88年のシーズン途中に野球留学していた米国から帰国し、プロ初勝利を含む5勝を挙げた。93年に17勝(5敗)で最多勝、2・05で最優秀防御率のタイトルを獲得。19勝(8敗)を挙げた94年は最多勝に加えて沢村賞にも輝いた。06年にノーヒットノーラン、08年に通算200勝を達成。今季までの通算成績は204勝155敗。左投げ左打ち。身長186センチ、体重87キロ。
【写真説明】「新聞はいろんな人の評価を知ることができたり、ファンに僕たちのことを知ってもらう意味で大事な存在」と語る山本昌

(2008年10月31日更新)


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