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【社会】

最後の「名タイ」2万834号 休刊に惜しむ声

2008年10月31日 夕刊

名古屋タイムズ玄関前に張り出される最終号=31日午後、名古屋市中区丸の内で

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 名古屋市を中心に発行する夕刊紙「名古屋タイムズ」が31日、創刊62年の歴史に幕を閉じた。スポーツや文芸など地元密着の柔らかな紙面作りが人気だったが、広告収入の減少や資材高騰で休刊に追い込まれた。

 最終号の2万834号は、1面に「62年余のご愛読ありがとうございました」と見出しを付け、12面に神田真秋・愛知県知事ら読者63人のメッセージを掲載した。

 紙面を張り出している名古屋市中区の同社には、写真を撮る名タイファンの姿も。同市守山区の無職上野賢一さん(67)は「プロレスが充実していたので好きだった。何らかのきっかけで復活してほしい」と惜しんだ。

 同社によると、現在は東海3県で約12万1000部を発行。休刊後も社員約70人の再就職のあっせんを続け、印刷を担当する「名古屋タイムズ印刷」は存続する。

 

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