10月27日のながさきニュース
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長崎新聞
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戦車、隊員が大村市中を行進 市民団体は抗議集会
| 市道を走行する戦車=大村市西三城町 |
大村市で二十六日、陸上自衛隊大村駐屯地など県内四部隊合同の「自衛隊記念行事」があり、戦車や小銃を携行した隊員が市中行進した。これに対し大村地区労(塩入高志議長)などは同日、行進反対の抗議集会を開いた。
市中行進は、十一月一日の自衛隊記念日に合わせ、陸自大村、竹松両駐屯地、海自大村航空基地、空自福江島分屯地が合同で毎年実施。主会場の大村駐屯地では、海自のヘリから隊員が降下したり、空砲による模擬戦などが行われた。
市中行進は沿道で市民が見守る中、JR大村駅近くの市道約三百メートルを通行止めにして実施。陸自玖珠駐屯地(大分県)が派遣した戦車やミサイル搭載車両など百十台、小銃を携行した隊員計七百人が行進。上空をヘリが飛行した。
一方、大村地区労などは同市東三城町の駅前公園で抗議集会を開き、労組員ら約百五十人が参加。「(市中行進は)戦時下を思わせる異様なパレード。市民を威圧する以外の何物でもない」などとする集会宣言を採択した後、横断幕を掲げながら、約四キロ離れた同駐屯地までデモ行進した。
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