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ガンバ新スタジアム エキスポランドに建設計画

市民の支援募る

 サッカーJリーグ1部(J1)のガンバ大阪(G大阪)が、休園中の遊園地「エキスポランド」(大阪府吹田市)内を最有力候補に、サッカー専用スタジアムを建設する方針を固めたことが17日、わかった。Jリーグでは自治体建設のスタジアムが大半を占める中、建設費130億〜150億円は、地元企業やサポーターらに出資を募る方法を検討。新たな「地域密着型スタジアム」として2011年の完成を目指す。

3万5000人収容 サッカー国際規格

 関係者によると、新スタジアムは観客席を覆う屋根を備え、3万5000人前後を収容。国際サッカー連盟(FIFA)が、スタジアムの国際基準として挙げる▽全席指定が可能な個人席▽3時間供給可能な予備電源▽身体障害者用の座席――などが設けられる。

 G大阪は1993年のJリーグ発足時から、陸上競技と兼用の万博記念競技場(吹田市、2万1000人収容)を本拠地とし、昨季は約29万人を集めた。1試合平均の収容率は83%でリーグ2位だったが、観客動員トップの浦和レッズより約50万人も少ない。

 G大阪はアジア王者を決めるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)など国際試合が増える中、本拠地で国際試合が出来る新スタジアムが必要と判断。今春、新スタジアムのプロジェクトチームを立ち上げ、ファンとの一体感を増すために、支援を求める方式が浮上した。

 エキスポランドは昨年、ジェットコースターの脱線事故などトラブルが相次ぎ、昨年12月から休園。来春の再開に向け、一部の遊具を撤去して高齢者や子ども向けの遊園地を計画。G大阪は約20万平方メートルの敷地内の一部に新スタジアムを建設できるとみて、用地を管理する独立行政法人「日本万国博覧会記念機構」と交渉を進めている。今後、事業主体などの協議もする。

 G大阪は出資企業に松下電器産業、大阪ガス、関西電力、JR西日本の4社が名を連ね、05年に関西で初めてJ1リーグで優勝するなど、強豪として人気を集めている。

2008年7月18日  読売新聞)

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