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「麻生」からの献金、首相釈明 「適正に届けている」

2008年10月28日10時49分

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 九州新幹線の高架橋に欠陥のあるパネル材料が使われていた問題で、麻生首相は28日の参院外交防衛委員会で、パネル材料の販売元の株式会社麻生(旧・麻生セメント)から04〜07年に計50万円の寄付と計300万円のパーティー収入を得ていたことを明らかにした。「違法ではなく適正に届けている」と説明した。

 この日の委員会で、民主党の浅尾慶一郎議員の質問に答えた。麻生氏によると、自ら代表を務める自民党福岡県第8選挙区支部が04年、同社から50万円の寄付を受けた。また、麻生氏の資金管理団体「素淮会(そわいかい)」は06年と07年に、同社からそれぞれ150万円のパーティー収入があった。

 浅尾氏が「九州新幹線の事業費のほとんどに使われた税金の還流にあたるのではないか」と認識をただしたのに対し、麻生氏は「そういう認識を持っているわけではない」と答弁。同社の欠陥パネル材料販売の問題については、「社長を辞めて30年ぐらいになるので知らないが、おかしいと知りながら売ったとすれば問題だ」と答えた。

 同社は01年、社名を「麻生セメント」から変更。麻生氏の弟が社長を務め、妻が取締役に名を連ねる。麻生氏も政界に入る79年まで社長を務めていた。

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