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2008/10/28

11:59pm

今日、「2ステップス」「花ゲリラ」「新宿区歌舞伎町保育園」
のポスター制作、キービジュアル決めの打合せがあった。
僕は、3つの映画ともシリーズタイトルのような「キラキラ」としたポスターは作りたくなかった。
映画の中身を物語るようなワンシーン,
そこをキービジュアルにして、ポスターでもテーマを語りたい、と思った。
それじゃあ俳優の魅力が伝わらない、という声もあるかもしれない。
でも、僕は映画の中身の芝居で十分彼らの魅力は伝わると思っている。
脚本を彼らの心情に寄せて作ったつもりだから。

「2ステップス」は、
二人の奇跡的な出会いに感じる不思議さ、そこがこの映画の出発点だ。
上島さんが人生を賭けて取り組んだダンス、そこから進化した「テニミュ」、
そこに飛び込んできた中河内くん、一緒にレッスンした古川くんが合格し、
長野のダンススクールの先輩後輩が「テニミュ」で再会した。
進藤学くん、加藤良輔くん、宮野真守くん、春川くん、
「テニミュ」キャストのダンスマスターたちが多く出演している。
作曲は佐橋さん、中河内・古川くんがデュエットで歌う主題歌、作詞は三ツ矢さんだ。
この映画は文字通り「テニミュ」があったから出来た映画だ。
長野で彼らが通ったスタジオの先生も、バレエスタジオの先生役で、
何人かの現在の生徒さんともども出演していただけた。
あらゆる側面で、この映画は実話がベースだ。

「花ゲリラ」は
小西くんの生真面目な性格を考え、社会の中の自分をとことん考えてしまい、
ちょっと世の中と普通のコミュニケーションを取れなくなった人間の話だ。
タイトルとは別に「花ゲリラ」という行為そのものがテーマではない。
人間のちょっとした閉塞感とそこからの立ち直りを描いたものだ。
「花ゲリラ」はむしろ「花の種を植えて何が悪いんですか」と叫ぶ、女性の主人公映子の心情に近い。
永山くんに、宮野くん、馬場くんにも、それぞれ、
人生を今の状況からほんの少し前に向かって歩き出すそういう心の動きを描いたつもりだ。

「新宿歌舞伎町保育園」は、
元気になった鎌苅健太くんと子供たちのエネルギーの燃え上がり方を観てみたいと思った映画だ。
彼が病気から復帰し、健康な彼の笑顔を観てみたい、どんな場面が彼に一番似合うだろう、
子どもと一緒のときは無条件に笑顔だろう、
そこに同じ無条件に子供と屈託なく遊んでいられそうな兼崎くん、
子どもが隣にいても絶対違うほうを向いていそうな河合くんがいて、
でも子供と一緒にいたら結局そーっと子供と手をつないでしまう河合くんになるだろうし、
宮野くんの子供との付き合い方は変化球になるだろう…。
そんなみんなが集まって結局お母さんと子供のための保育園を作ってしまう物語だ。

明後日の30日から映画の前売り券が発売される。
出演している俳優さんに今までと同じ親しみを感じてもらえる映画、
彼らの生身の魅力がそのまま伝わる映画、
3本観ると人生が豊かになります、ちょっと誇大広告かな、
でも前売り券買ってください、ぜひ。
どの映画も面白くできています、るはずです。



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片岡義朗

旧「蟲師空間」の住人、TVアニメ「蟲師」のプロデューサー アニメプロデューサー&アニミュプロデューサ... もっと見る

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