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高橋尚子:引退会見要旨(3止) チームQ「一番の相談役。みんなを頼りにしてきた」

涙ぐみながら引退会見を終える高橋尚子さん=東京都千代田区のホテルで2008年10月28日午後5時52分、木葉健二撮影
涙ぐみながら引退会見を終える高橋尚子さん=東京都千代田区のホテルで2008年10月28日午後5時52分、木葉健二撮影

--アスリートの引き際に関してどう考えますか。それと、小出監督の元を離れて一番苦労されたことは何ですか。この間、どなたかに相談したのですか。

 スポーツ選手の引退はどれがよくてどれが悪いということはないと思います。華々しい中で次のステップに移られる方も、思い切りとことんやって完全燃焼してやめる方も、それぞれだと思います。

 スポーツを始めるときは、初めにそういう場面を想定しているのではなく、そのスポーツが大好きで始めた中学校・高校の部活が最初だと思います。自分自身が納得をしていればスポーツ選手としては一番いいのではないかと思います。

 私自身、こういう決断の中で非常に迷惑をかけた方が本当にたくさんいらっしゃると思います。本当に申し訳ないと思いながらも、自分自身の陸上と考えると、本当に大好きで始めた中学から、こうして次のステップに上がるための陸上の生活ではなく、陸上が大好きだと追求してきた中での完全燃焼なので、やっていて良かったなあと実感する、納得のいく陸上人生だったなと思います。

 今あるのは小出監督がここまで育ててくださって、オリンピックだとか世界記録を出させてくださったということは、本当に大切な方です。ただ陸上のメニューをいただき、そのメニューをこなすということに専念してきた中で、(小出監督の元を離れ)自分のチームを作り、そしてそれ以外のこともたくさん学ぶことも出来た3年だったなと思います。

 もちろん陸上だけでなく、それをまとめていくこと、自分のメニューを作りやっていくことです。やはりあの充実した3年間、自分の足で歩いた3年間というか、生きるという意味、人生といった意味では本当に勉強させていただいた3年間だったなと思います。

 一番つらいというのはさほどないんですけれども、一つ挙げるとすれば、たった4人のチームですけれどそこをまとめていくことは難しいのかなと思いました。やはりやめていくチームメートもおり、それは私の力不足かなと悩むことはあり、そう考えると世の中の社長さんはすごいな、わたしはまだまだ人間として半人前だなということを常に感じさせられることがすごく多く、そういう意味ではこのチームを作ったことは全く後悔していませんし、いい時間を過ごさせてもらい良かったと心から思っています。一番の相談役はチームのみんなであったので、最後の最後までチームのみんなを頼りにしてきました。

2008年10月28日

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