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慶大、iPS細胞で神経難病の治療に成功、マウスで確認

 慶応大の岡野栄之教授らの研究グループは新型万能細胞(iPS細胞)を使って、神経の難病になったマウスの治療に成功した。マウスの体細胞からつくったiPS細胞を培養して移植したところ、欠けていた神経細胞の一部が再生して歩けるようになったという。同様の病気は日本人の女性にも増えつつあり、将来は人間の病気治療にもつなげたい考えだ。

 今回治療に成功したのは「ミエリン形成不全症」という難病。脳から脊髄(せきずい)へつながる細長い神経の周りを鞘(さや)のように包んでいる細胞ができない病気で、脳からの情報が手足などにうまく伝わらず運動機能が衰え、歩けなくなるなどの障害が出る。効果的な治療法はまだ見つかっていない。(16:02)

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社会 | おくやみ