米軍空爆か、パキスタンの部族地域で２０人死亡　

　パキスタン北西部部族地域、南ワジリスタン地区で２６日深夜、隣国アフガニスタンに駐留する米軍の無人機によるとみられる空爆があり、地元テレビによると、イスラム武装勢力のメンバーら少なくとも２０人が死亡した。

　南ワジリスタン地区はムシャラフ前政権が昨年末のブット元首相暗殺の首謀者として名指ししたベイトラ・メスード司令官の武装勢力が活動する地域。司令官ら勢力指導者が死亡したとの情報はない。

　首都イスラマバードでは２７日、パキスタン、アフガンの両政府や部族地域の代表が部族地域の治安を話し合う会議が始まる。

　一方、部族地域モハマンド地区の検問所で２６日、車に積んだ爆弾による自爆テロがあり、国境警備隊兵士ら少なくとも１０人が死亡した。（共同）