サッカーのパレスチナ代表、初のホーム試合　ヨルダンと引き分ける

　サッカーのパレスチナ代表が２６日、パレスチナ自治区内のスタジアムでヨルダンを相手に初のホームゲームとなる国際試合を行い、約７０００人のファンが熱い声援を送った。

　パレスチナのサッカー協会は１０年前に国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）に加盟したが、国際水準のサッカー場がなく、国際試合はカタールやヨルダンのスタジアムを借りていた。このほど、ＦＩＦＡなどの援助で、ヨルダン川西岸のラムのスタジアムを国際水準に改修。ＡＰ通信によると、親善試合にはブラッターＦＩＦＡ会長も出席した。

　試合は開始数分でパレスチナが先制。後半にヨルダンが追いつき、１対１で引き分けた。ＡＰ通信によると、ガザ地区在住の主将は検問所を管理するイスラエルから西岸に行く許可を得られず、出場できなかった。（共同）