ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」のネットワークに、明治安田生命(本社・東京都)の内部情報が流出したことが26日分かった。入社希望者の住所や電話番号、内定者顔写真など個人情報が含まれている。同社の採用担当者のパソコンがウィニーの暴露ウイルスに感染し、流出したものとみられる。同社は個人情報流出を認め、謝罪した。
圧縮された流出ファイルの容量はCD1枚分弱の大きさで、流出は9月中旬らしい。
「学生リスト」と題した約870人分の名簿が含まれ大学や学部、携帯電話番号、面接評価、筆記試験の点数などの項目がある。大阪、京都、神戸に分類され関西の入社希望者のリストとみられる。
ほかにも、経営会議資料や新入社員研修カリキュラムなど多数のデータが流出した。
同社広報部は「ご迷惑を掛けた方々に大変申し訳ない。厳正に処分する」としている。
毎日新聞 2008年10月27日 2時30分(最終更新 10月27日 2時54分)