(cache) Amazon.co.jp: 幸せな子 アウシュビッツを一人で生き抜いた少年の三輪そーめんさんのレビュー
カスタマーレビュー

 
30 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 この本を出版した見識を疑う, 2008/10/24
「幸せな子」という題名はあの時代、あの苦難に耐えた人々、命を落とされた人々、
そして家族を失った人々にとって「皮肉」以外の何者でもありません。
あの時代で死んだ、否、死なざるを得なかった総ての人々に配慮がないということ。
戦中の、戦場(爆撃される都市もまた戦場です)の苦労も知らないであろう
戦後生まれの日本人がいかにもデカデカとピンクの表紙に赤字で「幸せな子」と題名をつける。これはもともと原文にあった題名だと思いますが。
著者が生き延びたから?憎しみを捨てたから?と疑問符がつきます。
あとアウシュヴィッツを一人で生き抜いたとありますが
家族を亡くした少年があの苛酷な状況で生きるにあたり
他の善意の人間の手を借りなかったことは絶対に無いはずです。
その救いの手を幸運の一言で片付けてしまうなら
ホロコーストのそのものの矮小化にも繋がると思うのです。

もう題名からして陳腐な内容を想像されてしまうのが惨い。
ピンクの表紙も内容にふさわしくない。
こんな表紙にした出版関係者は平和ボケと揶揄されても仕方がないと思います。
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レビュー詳細
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5つ星のうち 3.0 (2件のカスタマーレビュー)
星5つ: 50%  (1)
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このトピックの全投稿2件中1件から2件までを表示
最初の投稿: 2008/10/26 9:43 AM JST
 伊豆高原さんのコメント:
アウシュヴィッツにいたことが「幸せ」だと言っているのではありません。この本の著者はアウシュヴィッツという大変辛く不幸な経験を積みながらも、苦難を乗り越え、幸せを掴んだのであり、その幸せを掴む過程が本の主題です。本をお読みになればわかるのですが、アウシュヴィッツでの体験は、本のごく一部(アウシュヴィッツでの体験とアウシュヴィッツからの脱出を合わせて)40ページしかありません。また、手元に第一刷がありますが、表紙はピンクではありません。灰色です。わずかにベージュが入っているようにもみえます。帯は茶色です。アマゾンでの発色がおかしいようです。レビューは本を読んでからするのが良いと思われますが、少なくとも本を手に取ってからすることが理想かと考えます。

投稿日: 2008/10/26 10:01 AM JST
 伊豆高原さんのコメント:
出版社に非があるとすれば、「アウシュヴィッツを一人で生き抜いた少年」という副題でしょう。これだけ見ると、アウシュヴィッツでの体験が本の主な内容であり、アウシュヴィッツからの生還がメインのテーマであると勘違いしてしまいます(私も本を開くまではそう思い込みました)。このような副題をつけると、本を読まない人のレビューが的外れになってしまう可能性が出てきます。題名を見ただけで感想を述べるのも自由ですが、やはり本を実際に手に入れて、一部でも良いから読んでからレビューする方が、レビューとしては価値が上がると思います。
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