現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 国際
  4. アジア
  5. 記事

中国人権活動家の胡佳氏に「サハロフ賞」 欧州議会

2008年10月23日22時43分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 【ブリュッセル=井田香奈子】欧州連合(EU)の欧州議会は23日、すぐれた人権活動家に贈る「サハロフ賞」の今年の受賞者に、中国人権活動家胡佳氏=国家政権転覆扇動罪などで服役中=を選んだ。

 ぺテリング議長は「胡佳氏への授与は、すべての中国の人権活動家の日常的な苦闘に対する欧州議会の強い同意を示すものだ」と述べた。

 胡氏は軟禁状態にあった07年11月、欧州議会に対して中国の人権問題をインターネット電話経由で証言し、その後、逮捕された。

 24日から北京で始まるアジア欧州会議(ASEM)直前に発表することで、中国の人権問題を憂慮している欧州議会の姿勢をアピールするねらいがあるとみられる。

■中国側「内政干渉だ」

 【北京=坂尻顕吾】中国外務省の劉建超報道局長は23日夜、アジア欧州会議(ASEM)に向けた臨時会見で胡佳氏の受賞を問われ、「強い不満を表明する。中国の内政に対する粗暴な干渉であり、国家間の相互尊重、内政不干渉の原則に反する。ただASEM首脳会合には何ら影響はない」と語った。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内
  • 中国特集