【ロンドン=御調昌邦】24日のロンドン外国為替市場では円相場が急騰、午前10時(日本時間午後6時)過ぎに、一時1ドル=90円87銭をつけ、1995年8月以来約13年3カ月ぶりの円高・ドル安水準となった。世界的な株価急落を受け、投資家が外貨資産の持ち高の解消に一気に動いたことなどが背景。対ユーロでも1ユーロ=113円台後半まで上昇し、約6年ぶりの高値を付けるなど、円は全面高となった。
ロンドン市場では欧州株が大幅下落して始まったことを受け、一時円買い・ドル売りが加速した。正午(日本時間午後8時)現在、円は1ドル=92円30―40銭で推移している。
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